記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/8/31 記事改定日: 2019/10/30
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
妊娠中に起こる「妊娠高血圧症候群」は、出産を終えれば自然と落ち着いていきます。
しかし、そのまま血圧が下がらなかったり、妊娠中は大丈夫だったのに産後に高血圧になることもあるのです。
この記事では「産後の高血圧」について解説します。
出産後に高血圧になる原因には、以下のものがあります。
妊娠高血圧症候群は産後12週目までに高血圧になるものも含みます。脳出血などのリスクが高くなるため、この時期の高血圧には十分な注意が必要です。
治療法としては
などが行われ、高血圧が続くときは降圧薬による薬物療法が行われます。
その後に高血圧になった場合は、食事療法や運動療法を行いながら血圧の低下を図り、効果がない場合は降圧薬の内服が検討されます。
また、二次性高血圧の場合は高血圧の治療と同時に原因となる病気の治療も同時に行う必要があります。
産後の高血圧を改善するためには治療を行うことももちろん大切ですが、次のような日常生活を心がけるようにしましょう。
妊娠や出産に関係する高血圧に妊娠高血圧症がありますが、出産後に高血圧になる産後高血圧というものもあります。
妊娠高血圧症が長引くことで発症することもありますが、ストレスや別の病気などが原因で発症することもあるので、産後も生活習慣には気をつけ、血圧が上がらないようにしましょう。