記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/10/6
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
マカはブロッコリーと同じアブラナ科の野菜です。見た目はカブに似ており、媚薬として使われた歴史もあります。
マカはアブラナ科に分類される植物で見た目はカブに似ています。マカは根の色によっていくつかのカテゴリーに分けられています(赤、黒、ピンク、黄色など)。マカは歴史的にペルーで栽培されてきました。
マカは、古くから精力剤としても使われてきました。世界中で使用され、男性にも女性にも効果があるようです。ホルモンを通じて作用するのではないので、テストステロンやエストロゲンの量が増加することはありません。男性がマカを摂取すると、精子が作られる量が増加することが知られています。
また、マカは前立腺肥大症になりにくくする効果があると報告されており、フィナステリドと同様の力をもっています。予備的な研究によれば、マカは脳をダメージから守ることができ、健康的な人の認知能力を上昇させることもできるそうです。
ただし、これらの健康効果の評価についてはさらなる研究が必要です。
マカに関する研究の大部分はペルーで行われたので、マカの効能を確かめるほかの地域における追証にはまだまだ長い道のりが待っているでしょう。マカの輸出はペルー経済にとって重要です。
・マカの根は性欲を増大させるとされますが、カフェインのように刺激性ではありません。
・マカの根はあまりおいしくなく泥のような草っぽい味がします。一般的にパウダー状よりもカプセルで摂取することが好まれます。
標準的なマカの摂取量は1500mgから3000mgです。
マカはマカの根を食べることで摂取したり、マカの抽出物から摂取したりします。
マカは食事とともに摂取することが推奨されます。
伝統的には、マカはサプリメントというよりも、食べものとして扱われてきました。動物実験では体重1キログラムあたり1000mgから2200mgのマカを使用したので、人間の使用量にすると、
・体重約68kgの人には10.9gから24gのマカの根
・体重約90.7kgの人には14.5gから32gのマカの根
・体重約113.4kgの人には18.1gから40gのマカの根
に相当することになります。