【永井先生自筆コラム】シリーズ① 勤務希望を直接連絡した結果

2017/10/18

永井 太郎 先生

記事監修医師

東京医科大学免疫学分野講師

永井 太郎 先生

俺様はここ5年間くらいで100くらいの医療機関&健診機関(以下、まとめて単に『医療機関』)に勤務希望の直接連絡をしてみた。この結果を報告しよう。驚くべきものだったよ。

約50%の医療機関

「紹介会社を通さない医師は採用しない。」
医療機関サイトや雑誌広告などで医師を募集しているのに、こう回答した医療機関もあった。

約25%の医療機関

「紹介会社と同じ条件なら、紹介手数料がかからないのなら、採用する。」
俺様は「紹介会社からの謝礼など、紹介会社利用のメリットを受けられないのだから」と言って給与等の上乗せを必ず要求するのだが、こういう考えの医療機関は応じてくれない。こういう医療機関は『金銭面他も考慮して直接医師=紹介会社医師』と判断しているのだから、勤務したいのなら、医療機関のことを気にせず紹介会社を通せばいい。俺様は紹介会社に使われたくないから、こんな医療機関では勤務しないけどね。。

これらの医療機関にはそうしている理由をきくのだが、これらのすべてが間違いだった。「紹介ではなく派遣だったらそうだけどね」というものが多かった。面白いものを紹介しよう。

「あなたが医師だと確認できない。他の医療機関からの情報では信用できない。紹介会社はpdfに取り込んだ医師免許証を送ってくるから間違いない。」
元の医師免許証が偽造だったらダメだよね。それに、紹介会社は「医療機関に確認義務がある。」という意識で紹介してきている。

「『院長とは大学の先輩後輩』『同グループ他医療機関からの紹介』などよりも、『紹介会社が自信をもって勧めてくる医師』の方が信用できる、信頼できる。」
紹介会社は『自社にとって都合のいい医師』を第一条件に勧めてくるんだよ。それに、俺様はこういった絆の方を紹介会社なんかよりも信用信頼するけどね、大切にするけどね。

たった25%の医療機関

「直接の方が紹介会社利用よりもいいから、直接で勤務してくれるのならもちろん紹介会社医師よりも給与等を上にする。」
こういう医療機関は、俺様が勤務したおかげで大きなメリットを得ている。紹介会社への手数料なんかよりもはるかに有益だ。
こういう医療機関では、俺様が勤務するだけではなく
「俺様医師のおかげで勤務医師をスムーズに確保できた。紹介会社に頼っていたらこうはいかなかった。」
ということも数多くあった。この結果、多くの医療機関&医師が俺様の手腕を絶賛した。ついでに、紹介会社には『他社よりも上になる方法』として少しだけ教えてやったんだけど、俺様の知識や情報を絶賛していたよ。こいつらに絶賛されても仕方がないんだけどね。まあ、自分たちの無知無力をわかってくれたまえ。

俺様の特別講習を受けたい医療機関担当者にはその希望に応じるので、遠慮なく連絡してくれ。紹介会社に支払う手数料よりもはるかに有用だ。すぐに元を取り返すことができる。
紹介会社に医師確保方法を質問したって、単に「だったら給料を上げればいい。」って言うだけだからな。これに感心し従った事務長にはあきれてしまった。『困ったら、後のことを何も考えず、その場しのぎで給与を上げるバカな医療機関担当者』になることはない。

関連記事