お酒の飲みすぎで筋肉痛に?原因や対処法を解説!

2017/11/24 記事改定日: 2019/9/6
記事改定回数:2回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

お酒を飲みすぎた後、頭痛や吐き気が起こるのはよくあることですが、中には筋肉痛のような症状が出る場合もあります。今回の記事では、そんな飲酒がきっかけで起こる「アルコール筋症」について解説します。

アルコール筋症とは

アルコールを飲みすぎると、筋繊維が破壊されて筋肉痛のような症状が現れることがあります。この状態をアルコール筋症と呼びます。たとえば、ウエイトトレーニングや激しいスポーツをした後に筋肉痛になったことがある人は多いと思います。こうした筋肉痛のような痛みが、アルコールの過剰摂取の後にあらわれることがあります。

アルコールで、筋肉痛のような痛みが出る理由は?

飲酒後に筋肉痛を感じるのは、お酒によって筋肉が破壊されたのが原因です。

まず、アルコールを摂取すると、それが毒性の強いアセトアルデヒドとなり、そこからさらに二酸化炭素や水に分解されていきます。つまり、体内で毒素を分解するとき、体内にあるビタミンなどの栄養素が多く消費されています。その結果、ビタミンが過剰に失われて筋繊維が破壊されてしまうことで、痛みが生じるのです。

飲酒後の筋肉痛、どう対処する?

筋肉痛が現れたら、まず水分を摂取してください。水分をたくさん摂取して排尿を促すことで、原因である体内のアルコールを排出することができます。また、ビタミン(特にビタミンB1)も失われているので、ビタミンサプリなどを飲んで補給しましょう。

そして、筋肉だけでなく、肝臓も弱っている可能性があるので、消化しやすい栄養たっぷりの食事を心がけることも大切です。

アルコール筋症を予防するには?

アルコール筋症を予防する上でなにより重要なのは、お酒を飲みすぎないことです。また、水分不足、ビタミン不足に注意することが大切とも言われています。アルコールを飲んでいるときからビタミンなどは失われていきますから、おつまみや食事で、ビタミンを補っていくことが好ましいでしょう。まず、肝臓を助けるドリンクやビタミン剤をあらかじめ飲んでおくのもおすすめです。

加えて、お酒の席では出来るだけ、ビタミンやミネラルの豊富な食事をとるよう心がけましょう。アルコールだけを大量に摂取したり、ジャンクフードと併せるのは避けたほうが良いです。

おわりに:ビタミンと水分摂取でアルコール筋症を予防しよう

仕事柄お酒を飲む機会の多い方は、特に注意したいアルコール筋症。アルコール筋症は主に大量の飲酒やビタミン不足によって引き起こされるので、飲み会中はビタミンも積極的に摂取し、お水もしっかり飲むといった方法で、未然に発症を防ぎましょう。

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