群発頭痛の治し方を知りたい方、必見! 対処法まとめ

2017/10/30

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

あらゆる頭痛の中でも、特に激しい痛みを生じる「群発頭痛」。この群発頭痛の耐え難い痛みは、どうすれば治すことができるのでしょうか?対処法をまとめました。群発頭痛でお悩みの患者さんは必見の内容です。

群発頭痛の特徴とは

群発頭痛とは頭痛の一種なのですが、片頭痛よりも患者さんの数が少ないので、名前を知らない人も多いです。春先や秋口のように、ある特定の期間になると痛みだし、一度痛みだすと毎日のように続くという特徴があります。1~2ヶ月ほど痛みが続き、治ったと思ったら数カ月から数年後にまた痛み出します。

痛みは強く、キリで刺されるような痛みや目がえぐられるような痛みを感じる人もいます。すっかり症状はおさまっているときもありますが、頭痛が始まると強烈な痛みを感じます。あまりの痛さをまぎらわせるために動き回ったり、壁に頭を打ち付けたりする人もいます。群発頭痛が起こりやすいのは20~40代の男性で、男性の発症数は女性の4~5倍とされています。

群発頭痛はどのように起こるの?

群発頭痛の原因は、はっきりとは分かっていません。ただ現状では、頭部の血管の拡張によって起こるのではないかと考えられており、目の奥にある血管が炎症を起こすことで、目がえぐられるような痛みが出ると言われています。痛みは右側や左側など決まった側に起こるのが特徴です。

なお、アルコールも群発頭痛を誘発する一因と考えられています。飲酒をしてから40分~1時間ほどで、痛みの発作があらわれやすいため、なるべく飲酒は避けた方がいいでしょう。アルコールの他にも、タバコや気圧の変化によっても誘発されることがあります。

どんな治療法があるの?

群発頭痛の治療法としては、痛みが出ている期間に鎮痛薬を投与するのが一般的です。ただ、鎮痛薬の種類によっては効果が得られないこともあります。

また、薬物療法以外の治療法としては酸素吸入法があります。酸素吸入法とは、医療機関で扱われている純度100%の酸素をフェイスマスクを通して吸引する治療法です。酸素を5分ほど吸い続けることで頭痛が改善するので、発作が起きたらできるだけ早い段階での吸引をおすすめします。

群発頭痛を予防するには

群発頭痛の一番の予防法は、頭痛のトリガーとなるアルコールやタバコは避けることです。また、アルコールやタバコ以外にも、飛行機や登山などの気圧の変化が頭痛の誘因となることもあるため、そういった予定がある際は事前に医師に相談するようにしてください。

また、群発頭痛は明け方など決まった時間に起こることが多いので、寝る前にあらかじめエルゴタミン製剤などの予防薬を飲んでおくという対処法もあります。寝ている時に頭痛がして夜中に起きてしまうというケースでも、こうした予防薬を飲むことで頭痛がないまま朝まで眠り続けることができます。予防薬の種類については、患者さんの症状の出方に応じて医師が検討します。

おわりに:群発頭痛に対しては日常的な予防も大切

群発頭痛が起こっても、鎮痛薬の服用や酸素吸入法によって、痛みの一定程度の緩和が期待できます。ただ、肝心なのは「発作が起きないようにすること」なので、頭痛を誘発するような飲酒、喫煙を控えるなど、生活習慣の見直しも大切です。

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