地図状舌(ちずじょうぜつ)とはどんな状態?治す方法はあるの?

2017/12/15 記事改定日: 2019/12/11
記事改定回数:1回

記事監修医師

日本赤十字社医療センター、歯科・口腔外科

川俣 綾 先生

子供の舌に地図のような斑模様が浮かび上がっていたなら、それは「地図状舌(ちずじょうぜつ)」かもしれません。
この記事では、地図状舌の特徴や原因、治療法について解説していきます。

地図状舌になると、どんな症状が出てくる?

地図状舌は、舌の表面にさまざまな大きさの円形や半円形をした斑ができてしまう病気です。

最初は舌の一部に円形や楕円形の斑(中央部が薄い赤色、周辺が白色をしています)ができ、散在している状態ですが、それらが少しずつ大きくなって融合していき、地図のように見えてくるようになります。

自然に治ることは少ないため、治療期間が長くなることも少なくありません。

症状

地図状舌になると、まず白く縁取られた赤班模様の斑紋が広がっていきますが、斑紋は日によって形や位置、広がりかたが変わっていきます
まれに舌が染みるなどの症状が出ることもありますが自覚症状などはほとんどなく、生活に大きな支障をきたすことはありません。

数日から数週間で模様が消えることもありますが、基本的には数か月から数年間にわたって模様が消えません。

地図状舌になってしまう原因は?

地図状舌は、今のところ原因がよく分かっていませんが、

  • 風邪などの体調不良時の急な発熱
  • 過度なストレス
  • 不規則な生活習慣
  • 金属アレルギー
  • 粘膜の病気や顎の病巣

などが発症と関係していると考えられています。

地図状舌を治療する方法はあるの?

地図状舌は自覚症状もなく自然に治ることが多いため、基本的に治療の必要はありません。
粘膜の炎症などによる痛みや味覚の異常などの症状がある場合は、殺菌成分が含まれたうがい薬やトローチを使用したり、口の中の渇きを改善するための口腔内スプレーなどによる薬物療法を行うことがあります。

しかし、いずれも症状を和らげるための治療であり、根本的に地図状舌を治すための治療はありません。生活習慣の改善によって症状が改善することもあるため、自然に治らない場合は歯科医院などで相談してみましょう。

おわりに:地図状舌は、生活習慣の改善で改善することもある

地図状舌は基本的には長期間にわたって残り続くため、見た目が気になり悩みを抱えてしまうこともあるでしょう。
食生活の見直しやストレスの発散など、生活習慣の改善を行うことで症状が緩和するケースもありますが、治らなかったり、あまりにも気になったりするようであれば専門の外来を受診しましょう。

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