包茎のリスクを知ろう! 見た目の問題だけじゃない危険性とは?

2018/1/5

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

包茎とは、亀頭に皮がかぶっている状態のペニスのことです。見た目などで悩みを抱える男性もいるかもしれませんが、包茎には見た目以外のリスクもあります。この記事では、包茎のリスクについて解説していきます。包茎の治療を検討している人は参考にしてください。

包茎とは?

ペニスが年齢を重ねるにつれて皮の部分が後方に下がり常に亀頭が露出した状態のペニスを露茎といいます。そして何らかの原因で大人になっても皮が後ろに下がらず、亀頭に皮が被ったままの状態になっているペニスのことを包茎と呼びます。
包茎は、仮性包茎、真性包茎、嵌頓(かんとん)包茎の3つに分けられます。

仮性包茎とは、平常時には皮がかぶっているものの、勃起時にはきちんと皮がむけ、亀頭が露出する包茎です。重度になると勃起しても自然にむけず、自分でむかないと亀頭が露出しないこともあります。
真性包茎と嵌頓包茎は重度の包茎であり、平常時はもちろん勃起時においても亀頭が露出することがありません。

包茎のリスク①:臭い、衛生面

包茎には様々なリスクがありますが、そのなかでも特に顕著なものは衛生面といえるでしょう。平常時も皮がかぶったままの状態であるため、、亀頭と皮の隙間などに垢や汚れがとても溜まりやすく、細菌が発生しやすくなるため嫌なにおいがするようになります。
仮性包茎であれば入浴時に亀頭を露出させて洗うことができるので対処が可能ですが、真性包茎や嵌頓包茎の場合は自分で皮をむいて洗えないので、汚れが落とせず細菌が増え続けていき、においもひどくなっていきます。

包茎のリスク②:炎症・感染症が起こりやすくなる

亀頭が常時皮をかぶっている状態と亀頭が露出している状態とで比べると、皮がかぶっている状態の方が亀頭部分に炎症や感染症を引き起こすリスクが高いといわれています。これは、常に露出していることで通気性があり、適度に乾燥している状態を保てることが原因ではないかと考えられています。包茎は亀頭が外気に触れていない時間が多いため湿気が多く、細菌などが繁殖しやすい状態といえるでしょう。
また、包茎の人は皮をかぶっている状態で外部からの刺激を受けることなくペニスが成長しているため、亀頭部分の皮が薄く傷つきやすい状態になっています。亀頭が傷ついてしまうと、HIVやクラミジア、梅毒、淋病といった性感染症(STI)に感染しやすくなるといわれています。

早急な治療が必要なわけではない

上記で説明してきたように、包茎の人は常時亀頭が露出している人と比べるとある程度のリスクを抱えることいえるでしょう。
ただし、重度の真性包茎や嵌頓包茎の人で排尿や勃起に支障がある状態でなければ、包茎は必ずしも治療が必要なわけではありません。入浴時に亀頭を露出して洗うことを習慣化して、ペニスの清潔を保つようにすることでリスクを下げることが可能です。
ただし、真性包茎や嵌頓包茎の人が自身でペニスの清潔を保つことは難しいケースが多いので、一度専門医に相談して治療が必要かどうか相談することをおすすめします。

おわりに:包茎を治療しようかどうか悩んでいる人は、まずは一度相談してみよう

包茎はデリケートな悩みのため他人には相談しにくく、セックスのときのトラブルにもつながるので深刻なコンプレックスになりがちです。近年は治療を推奨する広告が増えてきているので、今まで以上に悩みを抱えやすいといえるでしょう。
包茎にある程度のリスクがあることは事実ですが、包茎だからといって絶対に治療しなければいけないというわけではありません。包茎で悩んでいる人は治療の必要性や正しいケア方法を専門医に相談することをおすすめします。

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