赤ちゃんが「げっぷ」をしやすくなる方法とは?

2018/1/5

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

赤ちゃんに母乳やミルクを飲ませた後は、げっぷをさせる必要がありますが、なかなかげっぷが出ずにお困りの保護者の方は多いのではないでしょうか。以降でげっぷが出やすくするコツをご紹介します。

赤ちゃんに「げっぷ」をさせる必要があるのは何故?

大人と比べて赤ちゃんの胃は縦型なので、胃に入ったものを吐き出しやすい傾向にあります。そして赤ちゃんは母乳やミルクを飲むことで栄養や水分を摂っているわけですが、このとき一緒に空気も飲み込んでいます。そのため、げっぷをさせないと胃の中に空気が溜まってしまい、もともと吐き出しやすい胃の形なのでさらにミルクや母乳を吐き出しやすくなってしまうのです。

また、赤ちゃんが起きている時であればいいですが、横になっていると逆流してきたミルクや母乳が詰まって窒息してしまうリスクもあります。なのでそういったことを防ぐため、母乳やミルクを飲み終わった赤ちゃんに対しては、胃の中の空気を出してあげるためにげっぷをさせる必要があるのです。

げっぷを出しやすくなる抱っこの仕方とは?

赤ちゃんがなかなかげっぷをせず、お悩みの保護者の方も多いかと思いますが、ここでげっぷを出しやすくする抱っこの方法をご紹介します。まず、ミルクや母乳を飲んだ赤ちゃんの胃の位置が、お母さんの肩の位置にくるようにしましょう。これで赤ちゃんの胃を効果的に押しあげることができ、比較的スムーズにげっぷがでやすくなります。

しかし、このときトントンと赤ちゃんの背中を叩くのでは、げっぷを出す効果は半減してしまいます。赤ちゃんの背中を胃から上にかけてやさしくさすってあげることがポイントです。

その他にも、赤ちゃんを膝の上に座らせ、保護者の方の腕に赤ちゃんの胸がくるようにして背中をさすってあげるのも効果的です。

赤ちゃんがげっぷをしないまま寝てしまった時は・・・

母乳やミルクを飲んだ後、そのままげっぷをせずに寝てしまうということはよくあることです。「飲んだものが逆流してくるのでは」と不安に思うかもしれませんが、寝ている赤ちゃんをわざわざ起こしてまでげっぷをさせる必要はありません。

もしげっぷをせずに寝てしまった場合には、赤ちゃんが履き戻しても窒息しないよう、頭を高くして寝かせることがポイントになります。また、胃の出口は右側にあるため、赤ちゃんを右側に向けて横向きに寝かせるのがおすすめです。寝かせる時ににはバスタオルを下に敷くなどしておくと、もしも吐き戻してもすぐに交換することが出来て便利です。なお、仰向けにはしないよう注意しましょう。

げっぷが出なくても心配しすぎないこと

「母乳やミルクを飲ませたら、げっぷをさせなければ」と神経質になることもあるかもしれませんが、出やすい赤ちゃんもいれば、出にくい赤ちゃんもいるなど個人差があります。また、げっぷが出やすい赤ちゃんでも毎回出るとは限りません。

何とか赤ちゃんにげっぷをさせようとイライラして、精神的に不安定になってしまったりすると、その不安は赤ちゃんにも伝わってしまいます。またげっぷが出なくてもおならとして排出されることもあるので、そんなに神経質になりすぎないようにしましょう。ある程度やってみてげっぷが出なければ仕方がないと受け入れ、吐き戻しをした時に窒息しないような体勢にしてあげたり、寝るときの姿勢を気を付けてあげるようにしましょう。

おわりに:コツをおさえて上手にげっぷを出させよう

げっぷをしないと、胃に空気が溜まってミルクを吐き戻しやすくなったり、またそれによって窒息しやすくなったりする恐れがあります。ご紹介したポイントをしっかりふまえて、うまく赤ちゃんのげっぷ出しをサポートしていきましょう。

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