ヘルペスを予防するには? 食事やサプリ、薬など…再発の予防法も紹介

2018/1/12 記事改定日: 2019/2/19
記事改定回数:1回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

皮膚や粘膜に水ぶくれやただれができるヘルペス。感染症の一種ですが、ヘルペスを予防するにはどうしたらいいのでしょうか?
また、ヘルペスウイルスは一度感染すると再発リスクが高いですが、再発を予防する方法はないのでしょうか?

ヘルペスを予防するには?

ヘルペスウイルスには

  • 口唇など上半身を中心に感染しやすい1型
  • 性器など下半身に感染しやすい2型

があり、とくに2型の感染力は非常に強く皮膚の小さな傷からでもウイルスが侵入し感染するおそれがあります。

いずれも主な感染経路は、

  • ヘルペス感染者との「接触感染」
  • 「ものを介した感染」

2つです。

「接触感染」は1型の場合はキスや頬ずり、2型は性行為などが主で、「ものを介した感染」では1型2型ともタオルや食器を通じた感染が多いです。

このことから、ヘルペス感染者と思われる人とは直接的な接触を避けること、身の回りのものを共有して使わないことが有効な予防法です。なお、発疹や水ぶくれなど症状が出ているときは特にウイルスが活性化しているので、接触を徹底的に避けることが大切です。

ヘルペスの再発を予防できる食事やサプリはある?

ヘルペスウイルスは感染力が強く、一度感染して発症すると、体の神経細胞が集まる神経節にとどまり、その後ずっと棲み着いたままになると考えられています。

そのため症状が治まったとしても、ヘルペスウイルスは体内に潜伏した状態であり、過労やストレス、風邪などによる免疫力の低下などをきっかけに活性化し、症状の再発を繰り返します。

そこで、再発を予防するには、できるだけストレスや疲労を溜めないようにした上で、以下のように食事やサプリメントで栄養面に気をつかうことが大切です。

リジン

ヘルペスの原因であるヘルペスウイルスは、「リジン」というアミノ酸によって抑制されると考えられています。
リジンはたんぱく質の組み立てに必要な必須アミノ酸であり、たんぱく質は細菌やウイルスの侵入を防ぐ抗体の一部として使われます。

リジンは体内では生成できないため、毎日の食事から摂取することが非常に大切です。リジンは、肉や魚、大豆製品、乳製品、そばなどに多く含まれています。

日々の食事からのリジンの摂取が難しい場合は、サプリでの摂取もおすすめです。

ヘルペスの再発を予防する薬があるって本当?

ヘルペスを年に何回も再発する場合は、抗ヘルペスウイルス薬を毎日服用し、再発を防ぐ再発抑制療法が実施されることがあります。
処方されるのはバルトレックス®という薬で、1日1錠を1年間服薬し、体内のヘルペスウイルスの活性を抑制していきます。

バルトレックス®︎の副作用と使用上の注意点

ヘルペスを発症した時には、抗ヘルペスウイルス薬のバルトレックス®が有用です。
しかし、バルトレックス®には以下のような副作用があるので注意しましょう。

  • 下痢や吐き気などの胃腸症状
  • 薬疹
  • 眠気
  • 頭痛
  • 肝障害
  • 間質性肺炎
  • 腎不全

また、バルトレックス®は、胃薬や痛風薬、気管支ぜんそく薬などの種類によっては飲み合わせることで副作用が現れやすくなるものがあります。また、元から腎臓が悪い人や高齢者は薬が排出されづらいことで、重篤な副作用を引き起こす可能性が指摘されています。

近年では、インターネットを通じて海外製のバルトレックス®を個人輸入することもできますが、思わぬ副作用を招くことがありますので、必ず病院で医師から処方されたものを服用するようにしましょう。

おわりに:正しい知識でヘルペスの再発を予防しよう

ヘルペスは、誰にでも感染・発症のリスクのある感染症です。一度発症すると一生にわたって再発を繰り返す可能性がありますが、感染経路を知っていればある程度感染を予防することができます。
もし感染してしまった場合は食事やサプリなどでリジンを積極的に摂るなど、再発の予防に努めましょう。

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