記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2024/8/7
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ビタミン欠乏症はビタミン不足が原因で起こり、不足するビタミンによって症状が違ってきます。この記事では、ビタミン欠乏症の原因と症状、予防対策について、食事のバランスの整え方のポイントもあわせて解説します。
ビタミンは体内では作ることがほとんどできないため、食事などを通して摂取する必要があります。ビタミン欠乏症とは、ビタミンを含む食品の摂取不足や、吸収障害、必要量の増加などでビタミンが不足してしまう状態です。
ビタミン欠乏症は、以下のように不足しているビタミンにより症状が異なります。
ビタミンが不足しないようにするためには、まず適切な量の食事を摂る・バランスの整った食事を摂る・規則正しく摂ることが大切です。食事の献立を考えるうえでは、エネルギーになるもの・体をつくるもの・体の調子を整えるものの3要素をバランスよく取り入れることを心がけましょう。
ビタミンが豊富な食材を副菜に取り入れ、ビタミンを効率よく摂取できるように調理にも気を配るようにすると、ビタミンが不足しにくくなります。飽きが来ないように歯ごたえ・盛り付けを工夫すると毎日の食事も楽しみになりますし、食事管理を続けやすくなります。また、妊婦・授乳婦・乳幼児・成長期の子ども・成人・更年期・高齢者など、ライフステージによって必要な栄養素・食事量は少しずつ変わってきます。それぞれのライフステージに合う献立を考えるようにしましょう。
バランスの整った食事とは、特定の栄養素・食品に偏らず、まんべんなく十分な栄養素が摂れる食事のことです。献立を考えるときに以下を心がけると、バランスを整えやすくなります。
ビタミン欠乏症は、不足するビタミンによって症状が異なります。症状が出ているときには、特定のビタミンの摂取が必要になりますが、まずはそれぞれのビタミンが不足しないように、バランスのよい食事を摂ることを心がけましょう。また、ビタミン類をはじめ、必要な栄養素はライフステージによって変わってきます。医師・栄養士などの専門家に相談しながら、ライフステージに合う食事を摂るようにしてください。