血栓性外痔核の治療には薬剤も手術も必要がないかもしれない?!

2018/4/27

血栓性外痔核とは、外痔核の静脈に血栓ができてしまう痔核(イボ痔)のことです。腫れや痛みが主症状ですが、血栓性外痔核はどのように治療していくのがいいのでしょうか。血栓性外痔核の治療方法と対処法について詳しく解説していきます。

聞きなれない病名、血栓性外痔核とは?

肛門の周囲にコリコリとした腫れがあり、痛みがあるようであれば血栓性外痔核の可能性があります。血栓性外痔核とは、外痔核(イボ痔)の中でも痔核の静脈の中に血栓があるもののことです。一時的に肛門に負担がかかるなどすると発症しやすくなると考えられています。

主症状は腫れと痛みであり、痛みの程度には個人差がありますが、触ったり、何かが当たったりすると痛みがありますが、便を出すときはそれほど痛みはありません。腫れと痛みの強さは比例せず、大きく腫れていても痛みがほとんどない場合もあります。
痛みのピークは2~3日とされていますが、完全に腫れが引くまでには1ヶ月ほどかかるといわれています。

血栓性外痔核はどうやってできるの?

血栓性外痔核の場合、脳血栓などと違い血栓ができる場所が静脈です。血液は送られてきますが、心臓への帰り道である静脈が詰まってしまうことで、流れなくなった血液が溜まっていきます。それが腫れとなって現れ、血栓性外痔核を発症します。
そのため急激に腫れが大きくなったり、急に痛みが出てきたりすることが少なくありません。血栓が自然に溶けたり吸収されたりして無くなっていけば、詰まっていた血管に血液がふたたび流れだし、腫れが引いて痛みも治まっていきます。

血栓性外痔核の治療に薬剤や手術が要らないこともあるの?

血栓性外痔核は、上記で説明したように血栓がなくなって自然治癒することがあります。そのため、日常生活に支障をきたすほど痛みがひどい場合には手術が検討されることがありますが、症状の大きさや進行度などによっては手術や薬などの治療が必要でないこともあります。ただし、手術するほどではなくても、頻繁に痛みを感じる場合は、薬で緩和することもできるので、医師に相談して適した薬を処方してもらいましょう。

どうやって対処したら良いの?

血栓性外痔核は肛門の周囲にできる痔核(イボ痔)になるので、中に押し込んでも改善しません。腫れが気になり触りたくなるかもしれませんが、押したりすると刺激で余計に腫れや痛みがひどくなるおそれがあるので避けるようにしましょう。無理やり押し込もうとすると悪化してしまうことがあります。
さらに、冷やさずに温めることが大切です。血栓性外痔核は冷やしてしまうと症状が悪化する可能性があります。血栓を溶かしやすくするためにも、温めて血行循環をよくしてあげましょう。普段はシャワーのみという人も、湯船にゆっくり浸かって温めたり、カイロやホットカーペット、こたつなどをうまく利用して温めるようにしてください。

おわりに:血栓性外痔核を治すコツは温めること。良くならないときはすぐに病院へ

血栓性外痔核は、中の静脈に血栓ができてしまった外痔核です。冷してしまうと血流が滞り悪化するおそれがあります。血栓を溶かして自然治癒を促すためにも、日頃から冷さないように注意し、湯船に浸かるようにしたり、カイロを使うなどして温めることを習慣化しましょう。
ただし、あまりに痛みがひどいときや長期化している場合、何度も再発している場合は、手術などの治療が必要になる可能性があります。我慢しすぎはよくありません。早めに専門医に相談しましょう。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

痔(50) 外痔核(14) 血栓性外痔核(6) 痔出血(1)