記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/1/17 記事改定日: 2019/9/3
記事改定回数:2回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
近年は子供の情緒不安定の低年齢化しているといわれています。これはしつけが原因になっているかもしれませんが、食生活の乱れが原因になっている可能性もあります。この記事では、子供の成長と食事について解説していきます。
現代では、情緒不安定な幼稚園児や小学生が問題を引き起こすことがあり、社会的な課題となっています。こうした状況は、時代の流れによって食生活に変化が生じたことで、子供達の精神面に悪影響を及ぼしているのではないか、という指摘もあります。
子供は心身ともに日々成長しています。成長にはカルシウムやビタミン、タンパク質など様々な栄養素が必要であり、偏った食事を摂っていると成長に必要な栄養素が十分に摂れなくなってしまします。
特に、カルシウムや鉄分などの不足は、イライラ感や落ち着きのなさ、やる気のなさなどを引き起こす原因にもなります。わけもなくイライラすることが多い子や気持ちの浮き沈みが激しい子は、栄養不足や栄養の偏りが原因の可能性もありますので食事内容を見直してみることが大切です。
子供が心身ともに健やかに成長していくために、成長に必要な栄養素を食事でたっぷり摂ることができるようにすることが大切です。主食、肉類、魚介類、野菜、果物など、さまざまな食材をまんべんなく摂れるよう工夫しましょう。
好き嫌いの多い子は、つい好きなものばかり食べさせてしまいがちですが、栄養が偏る原因になりますし、幼稚園や小学校の給食で周りの子と同じように食べることができず、辛い思いをすることになる可能性もあります。味付けを工夫しながら、好き嫌いの克服を手伝ってあげましょう。
また、食事の時間は規則正しくすることを心がけましょう。朝食を抜いたり、夕食の時間を遅くすると、生活リズムまで乱れてしまうことがあるので注意が必要です。
子供の健やかな成長のために、規則正しくバランスの良い生活を送るよう心がけましょう。