進化が止まらない!現代の歯科治療ガイド

2017/3/21

佐藤 典宏 先生

記事監修医師

産業医科大学第1外科

佐藤 典宏 先生

歯医者といえば、「痛い」「怖い」「嫌い」というマイナスイメージを持っている人が多いのではないでしょうか。

待合室で泣き出す子どもは、潜在意識で歯医者の“恐怖”を察知しているのかもしれません。
もっとも、大人にとっても好きな場所でないことに変わりはありませんが・・・。

しかし、日本の歯科技術は世界屈指の最高&最先端レベル!飛躍的に技術が進歩しています。
痛みの軽減、快適さ、通院の長さも、昔とは段違い。

今では行きたい場所と言えるかもしれません!今回は、そんな歯科医による、現代の歯の治療技術の一部を紹介したいと思います。

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現代の歯科治療ガイド

従来の治療法では歯を抜いたり、大幅に削る必要があったケースでも、今では、「抜かず」「削らず」に治すことができるように、歯科技術の進歩は目覚しいものがあります。

ここでは、そんな現代の歯科医で行われている主な治療法を紹介します。文中の治療法が利用可能かどうか、どれくらい費用がかかるかについては歯科医に相談ください。

ブリッジ

ブリッジは、欠けている歯や、歯の代わりに使います。ブリッジは通常、金属製で、口に固定します(義歯とは異なり、取り外すことができます)。

クラウン

クラウンは、歯を完全に覆うもので、 金属製、磁器製、金属製があります。また、虫歯や、歯が欠けたり、損傷した場合や、歯の見た目を良くするためにも使用できます。

 

根管治療

歯の中心(根管系)の感染に対する治療で、すべての感染源が根管系の内部から除去されます。歯の神経が感染症になった場合、根管治療が行われないと感染が広がり、抜歯しなければならなくなります。

歯は、クラウンで密閉され、再感染を防ぎます。根管治療をする場合、通常、2〜3回通院する必要があります。

スケールとポリッシュ

歯科衛生士が歯をクリーニングし、歯石を除去することです。以前は、先端が尖った金属の棒で除去し、時間もかかりましたが、現在では水圧で除去し、時間もかかりません。

ブレース

ブレース(歯列矯正治療)は、歯並びや歯の動きを改善します。取り外し可能ですが、固定したりすれば、外れることはありません。

ブレースは金属、プラスチックまたはセラミック製ですが、より目立たない透明プラスチック製のブレースもあります。

歯科インプラント

インプラントは、歯を失ってしまった部分に人工の歯根を入れることです。

従来は歯を失った場合には、なくなった歯の両隣の歯を削り、ブリッジをつくったり、入れ歯を使っていました。

しかし、ブリッジは両隣の歯を削ることにより、削った歯の寿命が短くなったり、入れ歯は、フィット感が一定ではなく、使用感が快適とは言えませんでした。

インプラントは、そんなブリッジや入れ歯と異なり、骨にしっかり結びつくため、自然の歯と遜色なく使えるのが最大の利点です。

義歯(入れ歯)

歯を失って食べ物を噛むのが難しくなると、食事に悪影響を及ぼすだけでなく、顔面の筋肉がたるんでしまうため、義歯は必要不可欠になります。

義歯は自然の歯の代わりに使い、フルセットはすべての歯を交換し、部分入れ歯は、1本または複数の歯と置き換えます。

義歯は、歯茎の跡を使って作られ、通常、金属製またはプラスチック製です。取り外し可能で、洗浄液で洗うことができます。

欠けたり抜けた歯

歯が少し欠けた場合は、表面を滑らかにして詰め物で破損部分を埋めます。歯がひどく欠けたり、抜けた場合は、ブリッジや義歯、インプラントが施されます。

歯のホワイトニング

ホワイトニングは、歯の色を白くすることで、標準的なホワイトニングは、何度か通院します。レーザーホワイトニングやパワーホワイトニングと呼ばれる1時間ほどで終わる施術もあります。

歯科用ベニア

ベニアは、変色した(損傷していない)歯を隠すために歯の表面につけます。ベニアに合うよう、歯の表面を少し削り、磁器でできた薄い層を付着させます。

おわりに ~進化が止まらない!現代の歯科治療ガイド~

数十年前、歯の治療といえば、症状ごとにパターン化された治療法があるのみで、患者は、ただ口を開けて治療が終わるのを待つしかありませんでした。

しかし、時代は変わり、現在では虫歯の治療でもたくさんの選択肢があり、歯科医は丁寧に説明し、治療法を患者に選択させてくれます。

また、長期間通院が必要だった症状も、短期間での治療が可能になっています。
麻酔の進歩も著しく、「麻酔針の痛み」すらほとんどなくなっています。

なんか、歯医者に行ってみたくないですか?それはないですか、さすがに。

でも、長年ご無沙汰なら、歯石除去に行くのがおすすめです。現代の歯科の変貌ぶりに驚かれるかもしれません。

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