クルクミンの効果とは?癌を予防するって本当?

2018/4/10

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

ウコンに含まれるポリフェノールの一種「クルクミン」。近年の研究では、このクルクミンに癌を予防する効果があるとされ、現在注目を集めています。クルクミンの持つさまざまな効果について、ご紹介します。

クルクミンとは?

クルクミンとは、ウコンに含まれるポリフェノールの一種で、クルクミノイドに分類される黄色の天然色素です。クルクミンは、代謝と解毒の機能を担っている肝臓に働きかけ、胆汁の分泌を促して肝機能を向上させるだけでなく、胃の健康維持の作用もあります。さらに抗酸化作用も持っており、免疫力アップや生活習慣病予防にも効果的です。

クルクミンは水に溶けにくい脂溶性の成分で、そのまま摂取しても体内では摂取しにくくなっています。そのためクルクミンを使用したサプリメントやドリンクが多く販売されており、これらを介しての摂取がより効果的と言えるでしょう。

クルクミンは癌を予防する効果があるって本当?

最近の研究では、クルクミンの様々な効果が発見されています。

クルクミンには、炎症や発癌を促進する物質の合成を抑える働きがあります。そのため、癌の発生予防や、癌細胞を死滅させやすくなるなどの効果があると考えられています。また、クルクミンは放射線治療の副作用を弱め、抗腫瘍効果を高める作用を持っており、さらに、癌細胞に対する免疫反応抑制を軽減する効果もあるとされています。

クルクミンに期待される効果とは?

クルクミンには、次のような効果があると考えられています。

肝機能アップ&二日酔い予防

クルクミンは、肝臓に働きかけ、胆汁の分泌や解毒機能を促進します。二日酔いはアルコールがアセトアルデヒドに分解され、血中に溜まることで起こるのですが、クルクミンが胆汁を分泌させることでアセトアルデヒドの代謝が促進されると、二日酔いを予防することにつながります。

コレステロール値の抑制

クルクミンの胆汁の分泌を促進する作用には、コレステロールの低減効果があると考えられています。胆汁に含まれる胆汁酸はコレステロールから作られるため、胆汁の分泌が促進されればその分コレステロールが必要となるので、結果的にコレステロール値が下がるとされているのです。

美肌効果

クルクミンには抗酸化作用があるとされ、この点から美肌維持効果があると考えられます。体内で発生する活性酸素は、肌細胞に悪影響を及ぼして肌のシミやしわ、くすみを生成しますが、クルクミンの作用により活性酸素が抑制されることで、美肌を維持する効果が得られると言われているのです。

脳機能の活性化

クルクミンはアルツハイマーの予防や脳の活性化に効果があるということも、研究で明らかになってきています。

おわりに:さまざまな効果が期待できるクルクミン

二日酔い防止から癌予防まで、様々な効果を期待できるのがクルクミンです。ウコンやカレー、たくあんにも含まれているので、うまく食卓に取り入れてみてください。

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