エリンギには栄養が少ないって本当!?気になる効能や保存方法とは?

2018/4/10

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

炒めものやパスタの具材など、幅広い料理に利用できることで人気のキノコ、「エリンギ」。今回の記事ではエリンギの持つ栄養やその効果、おすすめの保存方法などをご紹介していきます。

エリンギに含まれる栄養とは?

エリンギはヒラタケ科のキノコですが、食感がアワビに似ていることから「白アワビタケ」とも呼ばれています。日本には自生していないため、販売されているものはすべて人工的に栽培されたものです。その歴史は浅く、1990年代ごろから生産され始めました。

栄養面では、エリンギはキノコ類の中でも食物繊維がもっとも豊富に含まれており、便秘を解消する効果があると言われています。また、体の中の塩分を排出する効果のあるカリウムや、ビタミンの1種であるナイアシンも多く含まれています。

エリンギに豊富に含まれるナイアシンとは?

ナイアシンは、体の中に多く存在する水溶性ビタミンで、ニコチン酸とニコチンアミドの総称です。食物から摂取するだけでなく、体内で必須アミノ酸のトリプトファンから合成することもできます。

ナイアシンが働くのは細胞の中で、糖質やタンパク質、脂質をエネルギーに変えるときに使われています。そのほかにも、アルコールに含まれるアセトアルデヒドの分解や、老化の原因と言われる活性酸素の除去にも関与していると言われています。不足すると、「ペラグラ」という欠乏症を起こし、食欲がなくなったり、下痢を起こしたり、皮膚に発疹ができたりという症状が現れることが知られています。

エリンギには女性に嬉しい効果がたくさん!

食べやすい食材として人気のあるエリンギは、女性にとって嬉しい効果が多くあります。

ひとつは、食物繊維が持つ便秘解消効果です。腸の動きを良くして、不要なものをしっかりと排出するよう促してくれます。

また、エリンギに含まれるβグルカンという成分は、免疫細胞の働きを活性化させるため、風邪やインフルエンザなどの予防に効果的です。そのほかにも、中性脂肪の吸収を抑えたり、肝障害を予防したりする効果もあると言われています。

良いエリンギの選び方と保存方法とは?

エリンギを選ぶときには、まずは色を確認しましょう。新鮮なエリンギは、軸が太くきれいな白い色をしており、カサは内側に少し巻いていて、茶色い色をしています。カサに張りがなかったり、裏側の襞が変色していたりするものは、古いエリンギです。また、パックに水滴がついているものは、鮮度が下がっているかもしれないので注意しましょう。

保存するときは、ラップなどにくるんで冷蔵庫に入れ、3〜4日程度で食べ切りましょう。食べきれない場合は、使いやすい大きさに切って保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。

おわりに:エリンギを美味しく食べて体調を整えよう

食感が良くて食べやすく、人気のあるエリンギ。料理のときの使いやすさだけでなく、栄養面でも優れている食材です。さまざまな料理に活用して、体調を整えるサポート食材にしてみてはいかがでしょうか。

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