ココナッツオイルの主成分「ラウリン酸」の効果がスゴい!?

2018/4/7

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

料理やスキンケアなど幅広い場面で大活躍の「ココナッツオイル」。このココナッツオイルの主成分「ラウリン酸」は、特に女性に嬉しいさまざまな効果を持っていると言われているのです!詳しい効果について、以降でご紹介していきます。

ココナッツオイルの特徴

ココナッツオイルは、ココヤシの果実からとれるオイルで、大きく2つの特長があります。

一つ目が、中鎖脂肪酸が豊富に含まれていることです。中鎖脂肪酸は脂肪になりにくい脂肪酸で、燃焼しやすく、体内での吸収消化が早いです。一般的な植物油に含まれている長鎖脂肪酸と比較すると、消化吸収は約4倍、代謝は約10倍の早さです。カロリーも通常の脂肪が1gあたり9kcalなのに対して、中鎖脂肪酸は1gあたり6.9kcalと言われています。

二つ目が、トランス脂肪酸を含んでいないということです。トランス脂肪酸は過剰に摂り過ぎると、血中悪玉コレステロールの上昇や、動脈硬化や心臓疾患等のリスクが高まると言われています。

ダイエット効果や抗菌作用も! 「ラウリン酸」の効果とは?

ココナッツオイルは、ラウリン酸と呼ばれる中鎖脂肪酸を豊富に含んでいます。ラウリン酸は分解が早く、エネルギーになりやすいと言われています。

ラウリン酸は唾液に含まれる酵素と合わさることで「モノラウリン」という物質に変化します。モノラウリンには抗菌・抗ウイルス作用があり、感染症予防の効果が期待できます。また、モノラウリンは腸内の悪玉菌を攻撃し、善玉菌を活性化させる働きがあると言われており、腸を整える効果も期待できます。ラウリン酸を摂取することによって、腸の動きが促進されると、エネルギーの代謝がアップするという研究結果もあり、ダイエット効果も期待できます。

ココナッツオイルの使い方 ~食用にもスキンケアにもOK ~

ココナッツオイルは、生活のさまざまなシーンで活躍しています。ココナッツオイルには保湿効果があると言われています。そのため、化粧品、洗顔料、ボディーソープなどに配合されています。マッサージや髪の保湿にも使われます。

また、ココナッツオイルは酸化しにくい油と言われています。油脂は「飽和脂肪酸」と「不飽和脂肪酸」の2つがあり、飽和脂肪酸は酸化に強く、不飽和脂肪酸は酸化に弱い性質があります。ココナッツオイルは植物性油脂には珍しく、飽和脂肪酸を多く含んでいるため、酸化に強いです。料理の油として使うこともできますし、コーヒーやお茶などに入れて摂ることもできます。

また、ココナッツオイルを摂取することで、「善玉コレステロールが増加した」「善玉コレステロールに対する悪玉コレステロールの比が低下した」「BMIおよび胴囲が減少した」という試験結果もあります。ココナッツオイルはコレステロールや肥満が気になる方に有効であると言えます。

おわりに:ココナッツオイルは脂肪になりにくく、スキンケアにも使える

ココナッツオイルはラウリン酸と呼ばれる中鎖脂肪酸を豊富に含んでおり、脂肪になりにくいだけでなく、整腸効果、保湿効果、スキンケア効果などさまざまな効果が期待できます。化粧品や洗顔料、そして食材として、生活のさまざまなシーンで取り入れてみてはいかがでしょうか。

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