正しい水分補給の仕方を知って夏バテを防止しよう

2018/4/2

山本 康博 先生

記事監修医師

東大医学部卒、独立行政法人国立病院機構東京医療センター

山本 康博 先生

暑い時期になると、なんとなく体がだるかったり、食欲が衰えたりといった「夏バテ」の症状に悩まされることがあります。今回の記事では、そんな夏バテを予防するための水分補給のコツについてお伝えします。

夏バテってどんな状態?

高温多湿になる夏に体が対応できず、だるかったり、食欲不振になるなどの夏に起こる体の不調が夏バテです。

代表的な症状としては、全身のだるさと疲労感があります。なんとなく体がだるかったり、疲れが取れにくいという日が続くと夏バテの症状かもしれません。さらに、暑さによって睡眠不足になりやすいので、疲労を蓄積しやすくなります。

他にも、自律神経が乱れることによって消化器の機能が低下し、食欲不振に陥ることがあります。これにより体に必要なエネルギーが足りなかったり、ビタミン不足になると、栄養が足りなくなることでだるさや疲労感を引き起こすこともあります。

知っているようで知らない、水分補給の大切さについて

人間の体重の約6割は水分が占めており、1日には1L以上の水分補給が必要になり、水分の出入りは2.5Lほどになると言われています。

水分は、体に必要な栄養素や酸素を運び、不要な老廃物を排出する働きがあります。他にも、体液は体温を一定に調節する重要な役割があります。このため、水分不足になるとふらつきやめまいを起こすだけでなく、重度の脱水症状になると意識低下やショック、最悪の場合は死に至ることもあります。こまめな水分補給をすることが大切です。

正しい水分補給の仕方とは?

喉が渇いたと感じる前に、こまめに水分補給を行うことが大切です。30分に1回、コップ1杯の水を飲むようにしてください。また、暑い時期や運動したときには電解質が含まれた水分を摂取することが重要です。汗が出ていなくても筋肉を動かしていると水分は使われますので、ウォーキングや家庭菜園など軽い運動でも注意が必要です。

なお、体液よりも低い濃度の糖分、電解質を含むハイポトニック飲料は、水分の吸収が早いとされています。運動中や運動後の水分補給におすすめです。さらに、体液と同じ濃度の糖分と電解質を含んでいるアイソトニック飲料は、ゆっくり吸収されていきます。エネルギーも高くなりますので、飲み過ぎには注意してください。

おわりに:夏場はちょっとした運動でもこまめな水分補給を!

夏は発汗量が多く、ちょっとした運動でも思った以上に水分が出ていってしまいます。こまめな水分補給で、未然に夏バテを防止しましょう。

厚生労働省 の情報をもとに編集して作成 】

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