ダイエットで1カ月以上停滞期が続くことってある?乗り越えるには?

2018/5/2

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

ダイエットをしたことのある方なら、誰でも経験したことのある「停滞期」。なかなか体重が減らずもどかしい時期ですが、この停滞期が1ヶ月以上続くことはあるのでしょうか?乗り越えるにはどうしたらいいのでしょうか?

ダイエットの停滞期はどのくらい続く?

ダイエットをしていると、最初は順調でも途中で体重減少が止まってしまう「停滞期」を経験します。この停滞期、できれば早く終わらせたいと思う方が多いのではないでしょうか。

ダイエットの停滞期は、元の体重から約5%減少したとき、あるいはダイエットを開始して1ヶ月くらいたったときに始まることが多いです。このダイエットの停滞期は、2週間から1ヶ月前後続くと言われています。

停滞期はなぜやってくる?

避けることの難しいダイエットの停滞期は、どうして訪れるのでしょうか。それは、人間の体に備わっている「ホメオスタシス」という機能にあります。

ホメオスタシス機能とは人間が生きていくために必要な機能で、いわば体の危機管理システムのようなものです。血糖値や体温の調整のほか、エネルギーの消費・吸収にも関わっています。

体重がある程度減ると、体は命の危機だと判断してしまい、このホメオスタシス機能が働きます。すると、食べ物からのエネルギーの吸収率が上がり、同時に運動などによる消費率が抑えられるようになるため、体重が減りにくくなってしまうのです。これが、ダイエット中に停滞期が起こる理由になります。

停滞期を乗り越えるにはどうすればいい?

ダイエットをしていると必ず訪れると言っていい停滞期は、どのようにして乗り越えればいいのでしょうか。

ひとつは、記録をとることです。食事は何をとったか、運動量や体重、体調などといった生活習慣と毎日の変化を記録しておくことで、対策が立てやすくなります。毎日の数字だけをみていると挫折しやすくなりますが、記録にしておくことで、それまでの努力を振り返ってモチベーションを維持することにもつながります。

もうひとつは、極端なペースでダイエットをしないことです。急激に体重が減ると、体のホメオスタシス機能は働きやすくなってしまうので、月に0.5〜1kg程度の緩やかなペースでダイエットをすると良いでしょう。

そのためには、短期間ではなく余裕を持ってダイエット期間を設定することが大切です。停滞期が来ることも考慮して計画を立て、継続可能なペースでダイエットを行うようにしてください。最初から、停滞期で体重の減りがストップすることを理解した上で進めていれば、ダイエット中にイライラしたりストレスを感じたりすることも少なくなるでしょう。

おわりに:ダイエットは停滞期も考慮して長期的な計画を

短期間で急激に痩せようとすると、ホメオスタシス機能が働き、停滞期が訪れやすくなってしまいます。無理のないペースで痩せられるよう、余裕を持ってダイエットの計画を立てるようにしてください。

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