ダイエット中にマッサージを取り入れると、どんな効果があるの?

2018/5/8 記事改定日: 2019/9/12
記事改定回数:1回

山本 康博 先生

記事監修医師

MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長
東京大学医学部卒 医学博士
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医
日本内科学会認定総合内科専門医
人間ドック学会認定医
難病指定医
Member of American College of Physicians

山本 康博 先生

ダイエットといえば食事制限と運動が基本ですが、マッサージを賢く取り入れることで効率よく痩せられる可能性があります。マッサージから得られる具体的な効果や、おすすめのマッサージの方法について解説します。

冷凍宅配食の「ナッシュ」
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ダイエット中のマッサージで得られる効果は?

マッサージは、基本的に体のリンパの流れに沿って行います。このため、マッサージを行うとリンパの流れがスムーズになってむくみが解消される効果があります。むくみが解消されると、手足や顔のラインがすっきりとしたように見えます。

また、腹部のマッサージを行うと、腸の動きが良くなって便秘解消にもつながります。体の老廃物が排出されやすくなることで、やせやすい体を目指すことができます。

マッサージはいつ・どのくらいやるのがおすすめ?

マッサージの効果が出やすいのは、入浴後と日中(昼)です。入浴後は体が温まっているので、さらに血行やリンパの流れを良くすることができます。また、昼間は1日の中でも気温が高く体を動かしやすい時間帯なので、より効果的に行うことができます。

逆に、マッサージをするのに向かないのは、食後1~2時間や深夜です。食後は食べたものを消化するために胃腸に血液が集まっていますので、ここでマッサージを行うと消化不良を招く恐れがあります。また、深夜は気温が低くなるのはもちろん、体のリズムとしても眠りに入る時間帯なので体を動かすのに適していません。

マッサージを行う時間の長さは、5~15分くらいが適切とされています。あまり長時間やると体の負担になってしまいますので、適度な時間で毎日続けるようにすると良いでしょう。

マッサージをするときに必要なものは?

マッサージをするときには、特別な道具は必要ありません。ご自身の指や手のひらを使って行っていきますので、気軽に始めることができます。ただ、もしボディクリームやオイルがあれば便利です。肌の滑りが良くなり、マッサージを効率よく行うことができます。

気になる部位別にマッサージ法をご紹介!

では、気になる部位ごとに簡単にできるマッサージ方法をご紹介していきましょう。

太もものマッサージ

  1. オイルやクリームがあれば太もも全体につける
  2. 手を握った状態で、膝から足の付け根までリズムよくトントンと叩くようにマッサージをする

二の腕のマッサージ

  1. 肩の高さまで腕を上げて、直角に肘を曲げる
  2. 反対の手で二の腕をつかみ、肘から脇の下に向けて流すようにマッサージする
  3. 両手を使って交互につかんで下から上へ持ち上げるのを繰り返す
  4. 反対側も同様に行う

お尻のマッサージ

  1. 足を交差して立つ
  2. 右側のお尻の肉をつかみ、太ももとお尻の境から上に持ち上げるようにする
  3. 反対側も同様に行う

いずれのマッサージもリンパの流れを意識しながら行うとより効果的です。お昼休憩中や寝る前など、空いた時間に行うのもオススメです。ぜひ、やりやすいものや気になる部位から試してみてください。

おわりに:ダイエットをするならマッサージを効果的に取り入れよう

  • マッサージだけで痩せるわけではないものの、ダイエット中に行うことで良い効果が期待できる
  • 方法や行う時間帯、長さなど、体の負担にならないように気をつけながら、ダイエットとの一環として取り入れるのがおすすめ

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