記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/4/26 記事改定日: 2019/8/6
記事改定回数:2回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ダイエットに成功したのはいいものの、顔にたるみが残ってしまった…なんて経験はありませんか?今回の記事では顔のたるみを改善するトレーニング方法を中心にご紹介します。
ダイエットの成功を喜んだのもつかの間、今度は顔がたるんでしまった、と悩む人は少なくありません。顔のたるみは老けて見られる原因にもなるため、女性では特に気にする方も多いでしょう。
ダイエットで顔がたるんでしまう原因として、大きく3つ考えられます。
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たるみができてしまった場合、自分で対策しやすいのが顔の筋肉のトレーニングです。顔の目や口、鼻などを動かして表情を作る筋肉は表情筋と呼ばれています。この表情筋をトレーニングによって鍛えることで、ハリを取り戻しやすくなります。
表情筋は細かく種類が分かれていますが、ダイエットでできた顔のたるみ対策としてまず注目したいのは、やはり口元の筋肉です。ダイエットをすると、犬のブルドックのように、両頬から口元にかけて皮膚がたるむことに悩む方が多いと思います。“マリオネットライン”とも呼ばれるこのたるみのラインを作っているのが、「内側翼突筋(ないそくよくとつきん)」「外側翼突筋(がいそくよくとつきん)」などの、顎の深層にある表情筋です。
さらにもうひとつ、代表的なたるみの悩みは、ほうれい線が深くなってしまうことです。ほうれい線がくっきりと見えてしまうと、だいぶ見た目の年齢が上がってしまいます。ほうれい線対策としては、口角を上外側に引き上げる「大頬骨筋(だいきょうこつきん)」と上、唇を引き上げる「小頬骨筋(しょうきょうこつきん)」のトレーニングがおすすめです。筋肉のもととなるタンパク質を補給しながら、取り組んでみましょう。
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それでは具体的に、どのようなトレーニングをしていったらよいのでしょうか。
まず、“マリオネットライン”対策として行う、「翼突筋(よくとつきん)」のトレーニングです。口角を左右どちらかに寄せて、5秒ずつキープします。ちょうど、“ひょっとこ”のお面のように、唇ごと片側に寄せていくイメージです。
次に、ほうれい線対策として行う「頬骨筋(だいきょうこつきん)」のトレーニングです。まず、「イー」と発音するときの口の形で笑顔を作り、そのままさらに口角を引き上げ、これを約30秒キープします。今までこの筋肉を使っていなかった人は、はじめ筋肉が震えてくるほどきついですが、続けることで筋肉が鍛えられていきます。この後、口で「0(ゼロ)」の形を作り、ほうれい線を伸ばすような動きをするのもおすすめです。
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ダイエットで急激に痩せたことで、顔がたるんでしまった場合、「皮膚が余っている」「弾力繊維が失われている」「筋肉が衰えている」などの原因が考えられます。筋肉のもととなるタンパク質を補いつつ、表情筋を鍛えるトレーニングをしてみましょう。