手足口病で病院に行くタイミングは?

2018/4/24 記事改定日: 2019/2/13
記事改定回数:1回

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

主に夏場、子供の発症率が高い手足口病ですが、疑わしい症状が出た場合、どんなタイミングで病院を受診すればいいのでしょうか。
まれにではありますが、合併症で危険な状態になることもある病気です。治療が遅くならないようにするためにも、きちんと覚えておきましょう。

これって手足口病かも・・・病院へ行くべき?

手足口病は、夏季に流行するウイルス性の感染症の一種で、感染すると数日で手と足の裏表、口の中、背中、おしりなどへの発疹、発熱などさまざまな症状を発症します。

原因となるコクサッキーウイルスやエンテロウイルスは風邪の原因ともなり、人によっては悪寒や高熱など風邪のような症状が出るため、初期では診断が難しい場合もあります。

ただ、手足などへの赤い発疹やぶつぶつ、または水疱状のぷくっとした発疹、口の中に多数の口内炎ができるのは、手足口病の特徴的な症状です。

このような症状が出ている場合は診断もつけやすくなりますので、発疹を発見した時点で病院を受診し、医師に診断をしてもらうのが良いでしょう。

病院に行くとしたら、何科に行けばいいの?

手足口病の発症が疑われる症状が出ているときに受診が適切と考えられる診療科目には、小児科・内科・皮膚科・耳鼻科などが挙げられます。

患者が子供の場合

小児科を受診しましょう。

患者が大人の場合

内科
手足の発疹の他、熱など風邪のような症状もある場合
皮膚科
熱などの症状がなく、手足の発疹など皮膚症状が強く出ている場合
耳鼻科
口内炎やのどの発疹など、口の中・のどの症状が辛い場合

こんな症状のときはすぐに病院へ。重症化のサインとは?

手足口病は重症化すると、髄膜炎や脳症、心筋炎などの重篤な合併症を引き起こすことがあります。以下のような症状が見られる場合は、危険な状態である可能性がありますので、休日・夜間を問わず早めに病院を受診するようにしましょう。

  • 高熱があり、意識が朦朧としている
  • 呼びかけに応じず、ぼんやりしている
  • 頻回の嘔吐やけいれんを生じる
  • 息苦しそうである
  • 大泉門が陥没していたり(乳児の場合)、尿の力が極端に少なくなった場合

病院だと手足口病はどうやって治療するの?

手足口病はエンテロウイルス感染によって発症します。エンテロウイルスに有効な抗ウイルス薬は存在せず、治療は「高熱に対する解熱剤」、「痛みに対する消炎鎮痛剤」、「かゆみに対する抗ヒスタミン薬」、「脱水に対する点滴」などの対処療法を行うことになります。

また、重症化して呼吸が苦しくなった場合などには酸素投与や吸入治療が行われることもあります。
治療方法は、それぞれの症状や重症度によって異なりますので自己判断で治療の必要性を判断することなく、早めの受診が大切なのです。

おわりに:手足口病かもと思ったら、症状に合った専門科へ!

自然治癒も見込める手足口病ですが、病気の特定や、病院側が流行状況を把握するためにも、一度は病院で診断を受けることが推奨されています。
風邪のような初期症状も出るため診断が難しいケースもありますが、特徴的な手足や口の発疹が出てきたら、できるだけ早く病院に行ってください。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

病院(59) 風邪(98) 大人(55) 診察(4) 発疹(39) 高熱(43) 手足口病(33) 耳鼻科(5) 皮膚科(11) 何科(34) 内科(13) 小児科(3)