生理中にカンジダの治療や検査はできるの?

2018/7/3

前田 裕斗 先生

記事監修医師

前田 裕斗 先生

カンジダを治療しているときに生理(医学的には月経というのが一般的です)がきてしまった―。
そのような場合に治療を続けても良いのでしょうか? また、生理中にカンジダの検査を受けることはできるのでしょうか?
この記事で詳しく見ていきましょう。

生理中にカンジダの薬を使ってもいいの?

生理中にカンジダ腟炎の治療薬(腟錠タイプや塗り薬)を使うと薬剤が流れて効果が減少してしまうので、生理中は一旦使用を中止してください。
ただし、生理中に耐え難いほどのカンジダ腟炎によるかゆみが起きた場合には、病院で処置してもらいましょう。
そして、生理が終わっても自己判断で治療を開始せず、医師の診察を受けて治療を再開するかどうかを確認してもらってください。

生理中にカンジダの検査を受けてもいいの?

生理中のカンジダの検査を受けられるかどうかは病院などの実施機関によって異なります。
生理中に検査を受け付けてもらえても、月経血の量が多い場合は正確な判定が難しくなるので、基本的に生理中の検査は避けたほうがよいとされています。

生理中のかゆみはカンジダのせい?

生理中にかゆみがあらわれる原因は大きく2つあります。
ひとつめはナプキンを使用していることで起こる「かぶれ」です。ナプキンによって湿った状態が続くことと、吸収されずナプキンに残った経血や汗などが肌を刺激することで肌がかゆくなります。

もうひとつは摩擦によって皮膚がこすれることです。
外陰部のうるおいが不足した状態で動いたり歩いたりすると、ナプキンと外陰部が摩擦でこすれて「かぶれ」を引き起こしてかゆみがあらわれます。

生理期間以外に外陰部のかゆみやおりものの色や形状の変化がみられる場合はカンジダ腟炎になっている可能性があります。早めに婦人科で診察を受けましょう。

カンジダは生理がきたら治るの?

生理前に発症したカンジダ腟炎の症状が生理がきたら無くなったということもあるようです。
ただし、それは月経血と一緒にカンジダ菌が流れて一時的に症状が軽くなっただけで、カンジダ腟炎が治ったというわけではありません。
放置すると再発するリスクもあるので、生理が終わったらきちんとカンジダ腟炎の治療を再開するようにしましょう。

おわりに:生理中はカンジダ治療&検査の結果が出にくい

できるだけ早く治したいカンジダ腟炎ですが、治療中に生理がきてしまった場合は効果があらわれにくくなるため、薬剤の使用は一旦ストップしましょう。
また、カンジダ検査は病院によっては生理中でも受け付けてくれる場合もありますが、月経血の量が多いと正確な検査結果がでにくいので、生理中はできるだけ避けたほうがよいです。

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