記事監修医師
前田 裕斗 先生
2026/9/23
記事監修医師
前田 裕斗 先生
妊娠初期にはさまざまな体調の変化が現れ、おりものの色・におい・量なども変化する場合があります。おりものに変化がみられること自体には問題がないことが多いといわれていますが、中には少し心配な変化もあるようです。この記事では、妊娠初期のおりものの変化について解説していきます。
妊娠初期に血が混じったようなピンク色のおりものや鮮血のような赤いおりものが出た場合は、以下のように子宮に何らかのトラブルが起きている可能性があります。特に、ピンクや赤色のおりものと一緒に下腹部の痛みなどの症状があるときは注意が必要です。まだ流産や病気と決まったわけではありませんが、すぐに病院を受診しましょう。
茶色いおりもの(茶おり)は、妊娠中に出ることの多いおりものですが、そのなかには心配しなくていいものと、注意が必要なものがあります。
妊娠中に出てくる茶色いおりものの多くは、着床・赤ちゃんの成長・妊婦検診などで子宮が傷ついて出血し、時間がたってから排出されたものといわれています。妊娠初期に茶色いおりものが出てきたとしても、すぐに治まったり、他に痛みなどの症状がない場合は、あまり心配しなくてもいいと考えられています。
茶色いおりものが長く続く、色が赤に変わってきた、下腹部痛を伴うなどの症状が出ている場合は、子宮と赤ちゃんに以下のようなトラブルが起きている可能性があります。すぐに医療機関を受診しましょう。
ピンク色や赤色、茶色以外にも、妊娠初期に以下のようなおりものが出た場合には、感染症など、何らかの異常が起こっている可能性があります。おりものの出方や量には個人差がありますが、通常以下のようなおりものが出ることはあまりありません。すぐに産婦人科を受診し、医師の判断・指示を仰いでください。
妊娠中は、ホルモンバランスや身体のしくみが急激に変化するため、妊娠前に比べておりものが出やすくなったり、量が増えることは珍しくありません。普段よりおりものが多少増えるだけなら、通常の体質変化の範囲内と考えられます。おりものをふき取って外陰部を清潔に保っていれば、特に心配する必要はないでしょう。
ただし、おりものの増加に伴って外陰部に強いかゆみ・痛みを感じるようになったり、前述したようなおりものの色の異常が見られる場合は、早めに医師に相談しましょう。
あくまでも一般的な違いになりますが、通常のおりものと妊娠初期に出るおりものには、以下の特徴があるといわれています。
体質によって個人差はありますが、一般的には色は半透明から透明、または白色、クリーム色など、卵の白身のような色であることが多いといわれています。下着についているときには、黄色く変色して見えることもあります。臭いについては、あまり気にならないか、少し酸っぱいようなにおいがすることもあります。
おりものの量は、個人の体質や月経周期のどの時期にあたるかによって大きく異なります。ほとんど出ない場合もあれば、普段からおりものシートを使用するほど量が多い人もいるので、妊娠してから極端な変化を感じていない場合は心配ないといわれています。
妊娠初期におりものに変化が出ること自体は、妊娠による体質変化の範囲内のことが多いといわれています。しかし、おりものの色が明らかにおかしかったり、痛みやかゆみなどの症状を伴い変化している場合は、何らかのトラブルが起こっている可能性があります。早めに医師に相談しましょう。