記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/4/25
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
更年期にあらわれるさまざまな症状のひとつに、滝のように吹き出てくる汗があります。この汗はどのくらい続くのかや、汗が出てくる原因や症状、対処法について解説します。
更年期にあらわれるさまざまな症状の中でも、暑くないのに汗が滝のように出てきたり、上半身や顔が熱くなって汗が吹き出てきたりする症状は、よく知られているものだと思います。
このような汗の症状がいつまで続くかは個人差がありますが、一般的には閉経とともに徐々に落ち着いてくると言われています。
更年期にみられる汗の症状には、突然カーッとのぼせたり、顔や首がほてったりといった症状のほかに、以下のようなものがみられます。
・ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)
・顔は熱いのに、手足や腰は冷えている
・夜中に大量の汗をかく
・顔が赤面したような感じになる
・暑くないのに滝のように汗が吹き出てくる
更年期にホットフラッシュや大量の汗が吹き出るのは、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌量が急激に減少したことが原因です。女性ホルモンの減少によって自律神経が乱れ、血管の収縮や拡張をコントロールできなくなった結果、体温調節がうまくできなくなったために大量の汗が出るといった症状があらわれます。
更年期障害による汗のトラブルを和らげる方法として、以下の2つをご紹介します。
汗を出す場所(汗腺)は全身に分布していますが、普段から汗をかかないでいると働きが鈍くなります。その結果、顔やわきの下など、働きが鈍くなりにくい汗腺から汗が吹き出てしまいます。全身からバランスよく汗が流れるよう、日ごろから散歩やサイクリングといった軽い運動をして、全身の汗腺を活性化させましょう。
外出するときは、カーディガンやストールなど、温度調節しやすい服装で出かけると、急なほてりにも対処しやすくなります。
また、吸水性や速乾性にすぐれた肌着を身につけることもおすすめです。抗菌防臭加工がほどこされた肌着を選ぶと、臭いの不安も解消できます。そして、汗をすぐ拭き取れるよう、吸水性にすぐれたハンカチを数枚持ち歩きましょう。
更年期に伴う汗のトラブルは、女性ホルモンの減少に伴う自律神経の乱れが原因です。この症状は閉経する頃まで続くと言われています。その間は肌着や服装を工夫したり、運動して全身の汗腺を活性化させたりしながら乗り切りましょう。