乳腺炎の治療で見直したい、授乳方法や食事について

2018/6/4

前田 裕斗 先生

記事監修医師

前田 裕斗 先生

「赤ちゃんの飲み方が浅く(飲み残しがあるなど)、大量の母乳が残ってしまい、乳腺炎になってしまった」「夜も眠れないくらい痛い思いをしたことがある」など乳腺炎の経験があるというママさんは少なくありません。乳腺炎を予防するための授乳方法や食事について解説していきます。

乳腺炎の治療は授乳方法の見直しから

しこり解消には、母乳の飲ませ方に工夫を

「あれ?しこりができたかな?」と思ったら授乳方法を見直してみる必要があります。
胸が固くなったり、痛くなってきたらトラブルのある胸の方から先に飲ませるようにしましょう。
また、左右バランスよく飲ませる事で乳腺炎予防にもなるので、時間おきに左右の位置を変えたり場所を変えて飲み残しやしこりが無くなるように工夫しましょう。

なお、中には「差し乳」と呼ばれる、あまり胸が張らないタイプの人もいます。この場合、片方だけの胸が張ることがないため、偏った授乳をしていても気づかない可能性があり注意が必要です。「あまり胸が張らない」という人も、同じ方向ばかりから飲ませるのは控えましょう。

乳腺に飲み残しを残さない授乳スタイル

授乳をする際には、赤ちゃんの体勢や抱き方を変えるだけで、飲み残しを減らすことができます。まずは、すっきりと背筋を伸ばして飲ます体勢が基本です。姿勢が良いと乳房が前に突き出るので、赤ちゃんが飲みやすくなります。

抱き飲み

まず、お母さんの膝の上にクッションや座布団を置きます。その上に赤ちゃんを寝かせて、背中から首をすくい上げながら飲ませる、一般的な授乳方法です。

立ち飲み

赤ちゃんをお母さんの膝にまたがらせるように座らせて、背中から首をしっかりと手で支えながら飲ませる方法です。

脇飲み(ラグビー抱き)

お母さんの膝の横や脇の下にクッションや座布団を置き、その上に赤ちゃんを寝かせて飲ませる方法です。

乳腺炎の治療のために食事も改善しよう

乳腺炎予防の食事では、母乳のもとである血液をサラサラにすることが重要なポイントになります。

野菜

和食を基本に、青菜(ほうれん草、小松菜、春菊など)をおひたしにして食べたり、野菜中心の食生活を心がけましょう。

お肉

お肉を食べる際には、なるべく脂身を取り除いてから食べるようにしましょう。

菓子類

ケーキなどの洋菓子よりも和菓子を選び、一緒にハーブティーなどの温かい飲み物を摂ることで、体の巡りをよくしましょう。

乳腺炎の治療では自宅でしっかり休むことも大切

疲労が乳腺炎の原因になることも

慣れない育児や夜間の授乳など、子育てが大変で寝不足になっている人は多いでしょう。しかし、疲労や風邪などが原因で乳腺炎になるケースもあるので、過剰な疲れやストレスには注意が必要です。

乳腺炎予防に昼寝をしましょう

疲れた時には赤ちゃんと一緒にお昼寝をするなど、ゆっくりと体を休ませることが必要です。30分程度の昼寝だけでも疲労回復になるので、まずは横になるだけでもしてみましょう。

おわりに:乳腺炎予防は普段の生活の見直しから

乳腺炎を予防するためには、授乳を左右バランスよく行うことや、血液をサラサラにする食生活を心がけることなどが必要になります。また、ストレスや疲労を溜めこまずに、睡眠をしっかり取ることも大切です。乳腺炎の予防は日常生活で出来ることが沢山あるので、まずはご自身にやれるものから始めてみましょう。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

姿勢(27) 食事(228) 治療(464) 乳腺炎(16) 搾乳方法(1) 差し乳(1) 飲み残し(1)