記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/8 記事改定日: 2019/1/30
記事改定回数:1回
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
特に女性はお悩みの方の多い便秘。今回の記事では、そんな便秘を解消するのにおすすめのベーシックな体操や、高齢者や妊婦さん向けの体操をご紹介します。
便秘を解消する体操としてまずおすすめなのが、腹筋を動かす体操です。腹筋が鍛えられると排便時に力みやすくなり、胃腸の動きも活性化します。
以降では初心者でもできる、便秘に効く腹筋のやり方をご紹介します。
厚生労働省による国民生活基礎調査によれば、高齢者であればあるほど便秘に悩みやすい傾向があることがわかっています。
年齢を重ねるとともに、腹筋が衰えることで力むのが難しくなったり、腸の蠕動運動が弱まったり、食事や水分摂取量、運動量が減ったり、薬を飲む機会が増える分便秘の副作用が出やすかったりと、便秘に直結する問題が増えていくことが原因です。
高齢者でも寝たまま簡単に行える便秘解消体操あるので、以下の手順で試してみてください。
高齢者におすすめの便秘マッサージは、「の」の字マッサージです。
これは、大腸の走行に沿うように、臍から「の」の字を描くように、右側腹部を下からぐるりと左側腹部までゆっくりなぞるマッサージです。
このマッサージによって大腸を刺激することで、消化運動を促す効果があり便秘解消につながると考えられています。
しかし、あまり強く押しすぎると、腹痛や吐き気の原因となることもあります。マッサージをする際にはシャツなどの上から軽く撫でるように行いましょう。
妊娠中期に差し掛かると、プロゲステロンというホルモンの作用と、子宮が大きくなったことで胃が圧迫され、便秘の症状が出ることがあります。妊婦におすすめの体操をご紹介します。
妊娠中の人は、お腹をマッサージすると張りにつながることがあるため、基本的には行わない方が無難です。ウォーキングやスクワットなど妊娠中でもできる運動を行ったり、食べ物や飲み物に注意することで便秘を予防していきましょう。
どうしてもマッサージをしたいという場合は、左側の腰を上から下に撫でるのも効果的ですが、行う前に必ず担当の産婦人科医に相談するようにしましょう。
腹筋を鍛えたり、腸の蠕動運動を促進する体操を行ったりすることで、便秘が解消されるケースも少なくありません。高齢者や妊婦さんでも手軽に行える体操なので、ぜひお試しください。
この記事の続きはこちら