記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/8
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
腰痛で悩んでいる人で医師から「筋肉をつけたほうがいい」とアドバイスされたことがあるという人もいるのではないでしょうか。仕事柄、座った状態で長時間過ごすことが多い人や、普段運動をしないという人は、腰痛を解消するための必要な筋肉が衰えている可能性があります。インナーマッスルと腰痛の関係や、そのトレーニング方法について解説します。
インナーマッスルとは特定の筋肉ではなく、体の奥の方にある筋肉の総称のことです。
それに対し、表皮に近い筋肉をアウターマッスルとよびます。
一般的に、インナーマッスルはあまり肥大化しない筋肉で、姿勢保持筋とも呼ばれています。
体が正しい姿勢をキープするために必要な筋肉で、インナーマッスルが弱っていると、腰などに必要以上の力がかかってしまいます。
インナーマッスルを鍛えることは、正しい姿勢を保ちやすくなる効果があるといわれています。腰痛対策には、常に正しい姿勢を維持することが重要であり、そのためにはインナーマッスルを筋肉トレーニングし、鍛えることが必要になります。
男性でも女性でも、そして初心者でも高齢者でも簡単に行なえる腰痛予防・改善の筋トレをご紹介します。
腰痛改善に役立つ座ったまま行うトレーニング
呼吸は浅くなりますが、意識してしっかりと行なうように心がけましょう。
最初20秒キープすることを目標に、まずは1セットをできるようにしましょう。
慣れてきたら、これを2〜3セット行います。
腰椎を伸展させすぎないように、正しい姿勢で行うようにしましょう。
また、お腹に痛みなどがある場合は、初めは10秒くらいからスタートするのがおすすめです。
腰痛を改善するトレーニング
呼吸は浅くなりますが、しっかりと行ないましょう。また、お腹が凹まない人は、呼吸を一気に吐き切ってみましょう。
最初20秒キープすることを目標に、まずは1セットをできるようにしましょう。
慣れてきたら、これを2〜3セット行います。
腰椎を伸展させすぎないように、正しい姿勢で行うようにしましょう。
また、お腹に痛みなどがある場合は、初めは10秒くらいからスタートするのがおすすめです。
この筋トレは上記の2つのドローインに慣れてきたら行なってみましょう。
腰痛を緩和する筋トレ:ハンドニー
最初20秒キープすることを目標に、まずは1セットをできるようにしましょう。
慣れてきたら、これを2~3セット行います。
身体がどちらかに傾く、背中が丸まる、腕や脚以外の部分が動いてしまうという場合には、先ずは腕だけを挙げる筋トレを行い、慣れてきたら脚まで挙げるようにしましょう。
慣れてきたら、これら全てのトレーニングを定期的に行うことで、腰痛の改善に役立つインナーマッスルの強化を行うことができます。
筋トレが原因で起こる腰痛の多くは、間違ったフォームで高重量を扱ったときに起こります。
特にデッドリフトやスクワットなどの、股関節を使って高重量を上げる種目で怪我が起こりやすいとされています。
どの種目でも共通している原因は、腰(骨盤と腰椎)の姿勢が悪い状態で力を入れてしまうことです。間違ったフォームでウエイトを支えてしまうと、脊柱起立筋と腰椎に強度の負荷がかかってしまいます。
筋トレ中に腰に痛みが起こっているのに放置していると、知らない間に腰痛が悪化してしまう可能性があります。特に強負荷の筋トレをしているときなどは、鍛えるために追い込みをかけることに夢中になってしまい、腰の痛みまで頭がまわらなくなってしまうこともあるでしょう。
トレーニングをすることは体のケアとバランスを保つことも非常に大切なことですが、無理を続けると逆に体調が悪化して慢性的な痛みに襲われる原因となりますので、適度に休養をするようにしましょう。
腰痛対策のトレーニングを行う際には、くれぐれも無理のない範囲で行い、難易度の低いトレーニング方法から実践してください。痛みが強い場合には無理せず、休憩してからトレーニングを再開するようにしましょう。