記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/9
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
ズキズキとした頭痛で仕事に集中できない--そんなときの頭痛の対処法としておすすめなのが、ツボ押しです。今回の記事では、頭痛の解消に効果的な手のツボ、腕のツボ、足裏や後頭部のツボをご紹介します。
頭痛に効くとされる手のツボは、「合谷(ごうこく)」です。手の甲側の、親指と人差し指の骨が合流する部分から、やや人差し指側にそれたところにあります。逆側の手の親指で少し痛みを感じるくらいの強さで押してみてください。片頭痛や肩こり、生理痛など、さまざまな痛みを改善する効果があるとされます。
頭痛を解消する効果があるとされる腕のツボが、「手三里(てさんり)」です。肘を曲げたときにできる横ジワから、手首側に向かって指3本分進んだところにあります。逆側の手の親指で、5秒ほどかけてゆっくりと押してみてください。片頭痛や肩こりの軽減に効果的と言われています。
頭痛を軽減する足裏のツボとしておすすめなのが、「脳」というツボです。足の親指の裏にあるツボで、脳とつながっているとされます。このツボを刺激することで頭の血行が改善し、慢性頭痛が緩和しやすくなるといわれています。
頭痛を解消する効果があるとされる後頭部のツボを、いくつかご紹介します。
天柱(てんちゅう)は、後頭部の髪の生え際にあるツボで、首の骨の両側にある太い筋肉の外側のくぼみにあります。両手の親指で、頭を持ち上げるようにして刺激しましょう。眼精疲労からくる頭痛に特に効果を発揮するとされています。
風池(ふうち)は、後頭部の髪の生え際にあるくぼみです。肩こりや眼精疲労からくる頭痛の緩和や、自律神経を整える作用があるとされます。
仕事中のスキマ時間や、就寝前のリラックスタイムなどに、ご紹介したツボ押しをやってみてはいかがでしょうか。肩こりや眼精疲労など併発する症状によって、より効果の得られるツボは違ってくるので、いろいろ試してみてください。