記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/24 記事改定日: 2019/2/5
記事改定回数:1回
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MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
骨粗鬆症は年齢を重ねるごとに発症するリスクが高くなると言われていますが、具体的には何歳以降に発症しやすくなるのでしょうか。また、若い人は今のうちからどんなことに注意すればいいのでしょうか。骨粗鬆症と年齢との関係性について解説していきます。
骨粗鬆症とは、加齢やその他の要因により骨の強度が低下し、骨折しやすくなる症状のことをいいます。
骨粗鬆症になる年齢には個人差があり、全ての人が発症するわけではありませんが、骨粗鬆症になる確率は加齢とともに上がり、50歳以上の女性の3人に1人の割合が発症するとされています。
一般的に骨粗鬆症は男性より女性の方がなりやすい病気で、その理由の一つとして、女性ホルモンが骨の新陳代謝に大きく関係していることが挙げられます。
この理由が、閉経後の女性の骨粗鬆症の発症率が高さに関係してくるのです。
骨が脆くなると、つまずいた拍子のわずかな衝撃でも骨折しやすくなってしまいます。自覚症状はあまりないことが多いため、女性であれば50歳以上、男性は70歳以上になったら定期的な骨密度検査を受けるようにしましょう。
骨の量は25歳くらいになるまで徐々に数が増えていきますが、それ以降は加齢に伴い減少していきます。
そのため25歳以前の時期に、喫煙、アルコール摂取、生活習慣病、うつ病、ダイエット、運動不足などで骨量の増加が止まると、骨粗鬆症になる可能性が高くなってしまいます。
若い人でも徐々に骨粗鬆症が進行しているケースは少なくありません。
骨粗鬆症にならないためにも、以下のようなことに注意してみましょう。
以下の項目に当てはまる人は、骨粗鬆症を発症するリスクが高いと考えられます。
当てはまる項目が多い人は、年齢に関わらず定期的に病院で骨密度などの検査を受けるようにしましょう。
骨粗鬆症は50歳以上の女性と、70歳以上の男性の発症率が高いとされていますので、当てはまる方は定期的に骨粗鬆症の検査を受けるようにしましょう。
ただし、骨粗鬆症は20代の若い世代もなる可能性がある病気です。気になる症状、サインがあるときは、年齢に関わらず早めに検査を受けに行くようにしてください。