記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/29
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれているように、肝炎ウイルスに感染していても自覚症状が乏しく、気づかないうちに肝炎が進行しているケースは少なくありません。そこで重要なのが肝炎の検査です。今回の記事ではB型肝炎の検査について、無料で受けられるのかや、検査を受けるべき時期などについて解説していきます。
B型肝炎ウイルスの検査は、お住まいの地域の保健所で無料で実施できることがあります。また保健所だけでなく、自治体が登録した医療機関でも、無料で検査を受けられる場合があります。詳しくは役所や保健所等にお問い合わせください。
B型肝炎感染者への就業上の配慮は基本的には必要ないとされているため、事業者による健康診断や、保険者による特定健診の必須項目には、B型肝炎ウイルスの検査は含まれていないのが現状です。ただ、オプションとして健康診断の際に検査項目に追加することはできます。
なお、お住いの市町村での住民基本健診では、B型肝炎の検査が受けられることがあります(40歳以上の方で、医療機関で実施する集団検診や個別健診の場合)。
B型肝炎の検査は、感染が疑われる日から3ヶ月以上経過していれば、正しい結果が得られるといわれています。なお、検査は血液検査で行い、採血後1〜2週間で検査結果が出るのが一般的です。
B型肝炎の検査結果は、基本的に以下の2種類で判定されます。
B型肝炎の検査は、各自治体の保健所や指定の医療機関で無料で受けられることが多いです。B型肝炎は感染者の血液や体液を通じて感染しますが、感染してからすぐに検査を受けても、正しい結果は得られません。3ヶ月以上経過してから、検査を受けるようにしましょう。