下痢と寒気が辛い・・・!考えられる病気は?

2018/6/1

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

下痢や寒気の症状が続く場合、考えられる病気にはどのようなものがあるのでしょうか?
下痢と寒気の症状を伴う病気について解説していきます。

下痢だけじゃなく寒気も!考えられる病気は?

下痢の症状があるときに一番多いとされているのが感染性胃腸炎で、インフルエンザや急性上気道炎が次に多い病気と言われています。また急性上気道炎では、上気道炎で胃腸炎を合併している場合もあるなど、悪寒が伴う下痢があるときは、合併症の疑いもあります。

下痢の症状があるときに考えられる病気として、以下のようなものがあげられます。

  • 感染性胃腸炎
  • インフルエンザ
  • 急性上気道炎
  • 過敏性腸症候群
  • 偽膜性腸炎
  • アレルギー性腸炎
  • 虫垂炎

下痢が感染性胃腸炎で起こっている場合、寒気の他にどんな症状が出る?

ノロウイルスによる胃腸炎

  • 潜伏期間:1〜3日間
  • 有症期間:24時間〜48時間
  • 症状:吐き気、下痢、発熱、腹痛
  • 特徴:小児は嘔吐、成人は下痢の症状が強く出る傾向があります。

ロタウイルスによる胃腸炎

  • 潜伏期間:1〜3日間
  • 有症期間:5〜6日間
  • 症状:嘔吐、下痢、発熱、痙攣(乳児)
  • 特徴:感染後も発症しないケースや、風邪のような症状が起こる場合もあります。

下痢や寒気はどうすれば治るの?

特に決まった治療法はなく、症状に応じて適切な対症療法が行われます。
乳幼児や高齢者は、下痢による脱水症状や誤嚥(嘔吐物が気管に入る事)による肺炎などが起こる可能性があるため、早急に医療機関を受診しましょう。

また、嘔吐が徐々に落ち着いてきたら、水分補給と一緒に少しずつ食事を摂ることが大切です。悪寒を伴う下痢の全てが感染性胃腸炎と言う訳ではないので、下痢の原因を特定するためにも、一度医療機関で診てもらいましょう。

おわりに:重症化する前に医療機関の受信を

下痢の症状がある時に一番多いとされているのが感染性胃腸炎ですが、悪寒が伴う下痢がある時は、合併症の疑いもあるので注意が必要です。また、下痢の治療をする際には対症療法が基本となります。乳幼児や高齢者は症状が重症化する可能性が高いので、早めに医療機関を受診しましょう。

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