記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/5/30
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
下痢の症状がある時ときの食事や、下痢の痛みを緩和するためにどのような対処をすればいいのでしょうか?ここでは、下痢のときの食事のポイントや、下痢に効果のあるツボ押しについて解説していきます。
下痢をすると、水分と一緒に電解質(特にナトリウムとカリウム)が失われるので、その分を補う必要があります。補給にはスポーツドリンクなどが適していますが、大量に摂取する場合は、水で薄めてから塩を少し足してから飲むのがオススメです。また、炭水化物もしっかりと摂取するようにしましょう。
押しやすい場所にあり、即効性のあるツボです。刺激することで一時的に交感神経を高め、腸の活動に関係する副交感神経の働きを弱める効果があるといわれています。
下痢点は手の甲にあり、中指と薬指の骨が合流している手の甲の中心部付近にあります。その部分を、親指で強めにグリグリと押しもみしましょう。
下痢以外の症状にも応用できるツボで、便秘・頭痛・肩こり・歯痛などにも効果があるといわれています。
合谷は手の甲にあり、人差し指と親指が合流する箇所の、人差し指側の骨の縁付近にあります。押し込むと少し痛みを感じるくぼみを、もう片方の手で持ちながら、親指で押し込みましょう。円を描くように押しもみしても大丈夫です。
胃腸・消化器・足の痛み・むくみなどに効果があるとされるツボです。
膝の皿下のくぼみを基準にして、向こうずねの指4本下がった外側にあります。
骨の縁付近を親指で6〜7秒、10回ほど強めに押しましょう。
急に下痢が起きたときには、数日で症状が治ることが大半ですが、なかにはすぐに治療が必要な場合もあります。また、子供や高齢者、持病のある人(心臓病・糖尿病・腎臓病など)は、重症化しやすい傾向があるので、危ない症状があるときはなるべく早くに医療機関を受診するようにしましょう。
以下のような症状がある場合には、一度医師の診察を受けましょう。
下痢症状があるときには、水分と電解質の補給を行い、消化吸収の良い食べ物を摂取することが大切です。また、職場や学校などで下痢の症状に困ったときには、下痢症状に効くツボを押すことで、一時的に症状を抑えることができる場合があります。ただし、数日経っても症状が改善しない場合や症状が悪化した場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。