お酒を飲むと危険!アルコールによるセックスのリスク

2017/3/23 記事改定日: 2018/12/11
記事改定回数:1回

佐藤 典宏 先生

記事監修医師

産業医科大学第1外科

佐藤 典宏 先生

「ムード作りのために」「盛り上がるから」といった理由で、アルコールを飲んでからセックスしてしまうこと、ありませんか?酔いが回った状態でのセックスにはリスクがいっぱいあるんです。以下の記事で詳しく解説します。

性的暴行のリスクが!

お酒に酔っていると性的暴行に遭いやすくなります。酔った状態で見知らぬ車に乗って、性的暴行を受けることもあるのです。クラブやパーティ、飲み会などには一人で行かず、友達や知人とずっと一緒にいるようにしてください。またお酒を飲むときは、友達同士お互いを見守るようにしましょう。

また、帰りは必ず友達と一緒に行動し、知らない車にも乗らないようにしてください。タクシーに乗るときは、タクシー会社の名前と番号を控えるようにしましょう。

性的暴行は、年齢や性別問わず誰にでも起こりうる問題です。たとえ相手がセックスをしたがっていたとしても、自分が酔っていたとしても、流されないでください。拒否する権利はあります。もし性的暴行を受けてしまった場合は、専門機関に相談してください。

妊娠や性感染症(STI)のリスクが!

アルコールは判断能力に影響を及ぼすことがあります。セックスに関して言えば、判断を急ぐあまりに安全でないセックスをしてしまい、意図しない妊娠やクラミジアなどの性感染症(STI)につながる恐れがあります。

「アルコールにはリラックス効果がある」と聞いたことがあるかもしれませんが、特に初めての場合は、セックスを楽にしたり気持ちよくしたりすることはありません。冷静なときに意思決定をしましょう。アルコールで記憶が飛んで後悔しないよう、アルコールを飲む前にセックスをするのかしないのか(する場合は避妊方法についても)きちんと話し合うようにしてください。

また、常にコンドームを携帯し、セックスのときはパートナーにつけてもらうようにしてください。ピルも避妊法のひとつではありますが、飲酒で気分が悪くなって吐いてしまった場合、効果が弱くなって妊娠する可能性が高くなってしまう恐れがあります。

安全でないセックスをした場合の緊急避妊方法

安全でないセックスをしてしまったり、避妊が失敗したりした場合は、「モーニングアフターピル」と呼ばれる緊急避妊方法で妊娠の可能性を下げることができます。緊急避妊薬は、セックスの後、早く服用すればするほど効果あります。

ただし、緊急避妊は性感染症(STI)を予防するものではありません。感染が心配な人は、病院で検査を受けてください。

おわりに:酔った勢いで後悔しないようにしよう

「酔った勢いでセックスしなきゃよかった」など、お酒の影響で不本意なセックスをしてしまい、後悔する人は少なくありません。
アルコールは行動や意思決定に影響を及ぼします。飲めば飲むほど慎重ではなくなり、望まない妊娠や性感染症につながることもあります。たとえ気持ちが盛り上がったとしても、お酒を飲んでいるときにセックスするのは控えましょう。

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