過呼吸の原因はストレス?ほかに考えられる原因は?

2018/7/4

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

呼吸困難に陥ることもある「過呼吸」ですが、過呼吸の原因はやはりストレスなのでしょうか?それとも、他の原因があるのでしょうか?予防法と併せて解説します。

過呼吸とは?

過呼吸とは、精神的不安や極度の緊張などによって、必要以上に息を何度も激しく吸ったり吐いたりする状態となる症状です。過呼吸によって血液中の炭酸ガス濃度が低くなり、アルカリ性に傾く呼吸性アルカローシスとなると、呼吸中枢は呼吸をしなくてもよいと勘違いするようになります。すると呼吸が抑制されてしまうため、呼吸ができない、呼吸困難感が出現します。そうすると脳の大脳皮質が反応し、呼吸を繰り返し行うようにという指示を出します。このために余計何度も呼吸しようとしてしまい、過呼吸の状態が繰り返されていきます。

他にも血液がアルカリ性に傾くため、血管が収縮し、手足のしびれや筋肉の痙攣なども起こることがあります。

過呼吸の原因はストレス?

過呼吸が起こる原因は自律神経の乱れが大きく関わっていると考えられています。自律神経を乱す要因となるのがストレスや疲労、睡眠の質の低下であるとされています。

過呼吸は、特に神経質な人、不安症な傾向のある人、緊張しやすい人がなりやすい傾向にあります。なおストレス以外にも、感染症など様々な病気が原因で過呼吸を発症することもあります。

過呼吸はどうすれば予防できる?

過呼吸の発症には主に自律神経の乱れが関係しているため、呼吸法を取得して自律神経を整えることで予防が可能となります。

1つは臍下丹田(せいかたんでん)という気の心臓と呼ばれるツボを意識して、丹田に向かって横隔膜を動かして深呼吸をする呼吸法があります。

2つ目はヨガの呼吸法の1つである片鼻呼吸法で、鼻の穴の片方を指で押さえながら呼吸を行い、同時にアロマセラピーを行う方法です。好きな香りを片鼻で吸い込むことでより効果的にリラックスをすることができます。

3つ目は、深呼吸です。ストレスを感じると呼吸は浅くなるため、深く呼吸をすることでリラックスすることができます。

他にも自分なりのストレス解消法を見つけ、リラックする時間を作ることが発症予防へとつながります。

おわりに:過呼吸はストレスによる自律神経の乱れが主要因。日常的な予防を

過呼吸はさまざまな原因で引き起こされることもありますが、主にストレスや過度の緊張などによる自律神経の乱れによって引き起こされます。ご紹介した方法で予防できるケースも少なくないので、日常的に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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