過呼吸になりやすい人ってどんな人?発作の対処法も解説します!

2018/6/28

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

呼吸が浅く早くなり、うまく息ができずに息苦しくなってしまう「過呼吸」。この過呼吸になりやすい人はいったいどんな人なのでしょうか?発作が起こったときの対処法と併せて解説します。

過呼吸になりやすいのはどんな人?

過呼吸は、自律神経の乱れの他に疲労やストレスも原因となります。そのため、疲労やストレスをため込みやすい人やうまく発散できない人、仕事や学業においてプレッシャーを感じているという人は過呼吸になりやすいです。特に神経質な人、不安症の傾向のある人、緊張しやすい人は過呼吸になりやすい傾向にあります。

また、睡眠の質も過呼吸には関係しているといわれており、日常生活が不規則な人も過呼吸となるリスクがあります。

うつ病の人も過呼吸になりやすいの?

うつ病は発症するとさまざまな症状が見られることが特徴ですが、その症状の1つに過呼吸があります。

脳の神経伝達物質の1つであるセロトニンがうつ病によって不足すると感情のコントロールができなくなったり、大きな不安に襲われることがあります。この心の不安定さが過呼吸の発作を引き起こしてしまうのです。そして、うつ病の人が一度過呼吸発作を引き起こすとさらに不安が高まり、予期不安として新たなストレス源となる恐れがあります。

なお、うつ病の治療をすることで過呼吸が快方へ向かうという報告もされており、うつ病の過呼吸は密に関係しているということがいえます。

過呼吸の発作が出たときの対処法は?

過呼吸発作が出た時によく紙袋を口に当てて呼吸をする、いわゆるペーパーバック法を思い浮かべる方も多いかと思います。しかし、この方法は二酸化炭素の吸いすぎによって酸素不足に陥り窒息を招く可能性があり、最新の対処法では間違いとされています。

そのため、過呼吸発作が出た際にはまず自分が落ち着くということが大切です。
何か作業をしていた場合には、作業を中断して腰を下ろします。次に意識的にゆっくりと息を吸って吐くようにしましょう。吸うと吐くが1:2の割合になるように呼吸をする、もしくは10秒息を止めて10秒かけてゆっくりと息を吐くようにしましょう。その際に自分自身で「大丈夫」と思いパニックとならないようにすることも大切です。

また、あえて喋ったり歌を歌うことで呼吸が自然に整うため、このような方法もおすすめです。このように対処法を行うことでだいたい30分~1時間ほどで症状は快方へと向かいます。

おわりに:過呼吸発作になりやすい人には傾向が!

神経質な人や心配性な人、ストレスを溜め込みやすい人、またうつ病患者さんは過呼吸発作を起こしやすいといわれています。もし発作が起こっても、少し時間が経てば症状は落ち着いてくるので、落ち着いて対処することが大切です。

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