足が臭いのは病気が原因のこともある!?

2018/7/9

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

一般的に足が臭いのは、長時間同じ靴を履き続けたことで足が蒸れ、汗や汚れで雑菌が繁殖しやすくなったことが原因です。しかし、中には病気が原因で足が臭くなるケースも存在します。今回は、足の臭いを引き起こす主な病気についてご紹介していきます。

足が臭い原因となる病気:①水虫

水虫の人は、足が臭くなりやすい傾向にあります。水虫菌そのものが臭いを発するものではないのですが、水虫菌によって抵抗力の落ちた皮膚に雑菌が入り込むことで、臭いを発するようになります。
なお、足の臭いの原因菌と同様、水虫菌も高温多湿を好む傾向にあり、長時間履きっぱなしなどで靴が蒸れていると繁殖しやすくなります。

水虫の主な症状は以下の通りです。

  • かかとがガサガサして、粉をふいている
  • 指の間がガサガサして、皮がめくれている
  • 足裏などに小さな水ぶくれがある

「水虫=かゆい」というイメージが強いかもしれませんが、かゆみのない人も少なくありません。上記で当てはまるものがあれば、早めに皮膚科で検査しましょう。

足が臭い原因となる病気:②足蹠多汗症(そくせきたかんしょう)

足蹠多汗症とは、暑さや運動量とは関係なく、足裏に大量の汗をかく疾患です。足の汗は靴の中の湿度を上昇させ、雑菌の繁殖や臭いの原因となりますが、足蹠多汗症の人は汗をたくさんかくために臭いが強くなりやすい傾向があります。

足蹠多汗症の原因は明確にはわかっていませんが、自律神経の動きが関連しているとされます。普段、発汗のコントロールは交感神経が司っているのですが、ストレスで自律神経のバランスが乱れ、交感神経が活性化しすぎることで、大量に汗をかくのではと考えられています。

以下の症状に該当する方は、足蹠多汗症の可能性があるので、一度皮膚科を受診されることをおすすめします。

  • 季節や体調とは関係なく、一年中靴下が湿るほどの汗をかく
  • 足跡が残るほど、足裏に大量の汗をかく
  • いつも足裏が汗ばんでいる

足が臭い原因となる病気:③糖尿病などの内臓疾患

糖尿病や内臓疾患の持病のある人は、体の免疫力が低下している分、抗菌力が弱く、足の臭いの原因菌が繁殖しやすい傾向にあります。ただし、糖尿病などの内臓疾患の場合は、体臭や口臭などの臭いも発生することが多いため、症状が足の臭いだけであれば、水虫や足蹠多汗症の可能性の方が高いです。

糖尿病はある程度進行すると、以下のような症状を引き起こすことがあります。当てはまるものがあれば、一度内科を受診して検査を受けるようにしてください。

  • 倦怠感
  • 喉がよく渇く、尿の量が多い
  • ダイエットをしていないのに体重が減少している
  • 目のかすみや足のしびれがみられる

おわりに:足や靴のケアをしても臭いがとれない人は要注意!

基本的には、長時間同じ靴を履き続けていたことなどが原因で、足の臭いは発生します。しかし、足や靴のケアをきちんと行っていても臭いが持続する場合は、ご紹介したような病気が原因の可能性があります。気になる方は、一度皮膚科や内科などを受診し、専門医にみてもらうことをおすすめします。

関連記事

この記事に含まれるキーワード

糖尿病(275) 原因(609) 病気(73) 水虫(12) 足が臭い(5) 足蹠多汗症(1)