足底筋膜炎の改善にインソールを使っても効果がないことがあるの!?

2018/7/17

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

足底筋膜炎の改善にインソールを使うことがありますが、インソールを入れても痛いがよくならないときは、どのような原因が考えられるのでしょうか?
この記事では、足底筋膜炎のケアのためにインソールを作るときの注意点をご紹介します。インソールのなかには非常に高価なものもあります。無駄な出費にならないようにするためにも、ぜひ参考にしてください。

足底筋膜炎の痛みにインソールは効果ある?

足底筋膜炎は、足根骨のゆがみが原因の場合があります。足根骨は、足首のくるぶしより下に位置する小さな骨のことです。足根骨のゆがみは、捻挫や姿勢のアンバランスなどで起こることが多く、ゆがみが強くなると足根骨の裏にある足底筋膜が引っ張られて緊張状態なります。

その状態で長時間立ったり走ったりすると足底筋膜への負担が大きくなるため、炎症が起こりやすくなるのです。足根骨のゆがみ自体を治すことは難しいですが、専用のインソールで足根骨のゆがみからくる負担を減らすことができるといわれています。

インソールを入れたのにずっと痛い・・・原因は?

市販のインソールには、クッション機能しかないもの、適度に足根骨を持ち上げてアーチを保持するものなど、さまざまな種類のものが販売されています。
価格も100円均一のものから、数万円・十数万円のものまでありますが、足底気膜炎への効果は知名度や値段に比例するわけではなく「自分の状態にあった」ものを使用することが大切です。

市販のインソールのすべてが悪いということではありませんが、インソールを使っても症状がまったく改善しなかったり痛みがひどくなった場合は、使っているインソールが自分にあっていない可能性が高いでしょう。
使用を中止して、別のものに変更することをおすすめします。

また、自分の状態は日々変化していくため、オーダーメイドのインソールであっても効果が現れなくなることがあります。オーダーメイドでインソールを作るときは、調整が可能なものを選ぶ方かいいかもしれません。購入前に確認するようにしましょう。

足底筋膜炎ではなく、ほかの病気の可能性も。何科で診てもらえばいい?

足の裏の痛みは、足底筋膜炎だけが原因というわけではありません。骨折や打撲などの外傷が原因のこともあれば、皮膚の病気や、足底筋膜炎とは痛みが起こりやすい部位が違いますが痛風が原因になっていることもあります。
また、痛みの特徴は違いますが、糖尿病が悪化して神経に障害が起こると足に痛みが出ることがあります。
足の裏に痛みが起こったときは自己判断せず、まずは整形外科で痛みの原因を調べてもらいましょう。

おわりに:インソールを作る前に、まずは整形外科で痛みの原因と特定してもらおう

インソールは、本来その人の状態にあわせて作る必要があり、あわないインソールを使用しつづけると症状がよくならないばかりか悪化するおそれがあります。オーダーメイドのものを購入することをおすすめしますが、購入前に使用後の調整が可能かどうかを必ず確認しましょう。
ただし、足の裏の痛みの原因は足底筋膜炎だけではありません。外傷やほかの病気の可能性もあるので、まずは整形外科を受診して原因を特定してもらうことが大切です。

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