足底筋膜炎でテーピングしたい!どうやって貼ればいいの?

2018/8/2

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

足底筋膜炎は、走りすぎや生まれつきの足の形によって発生し、痛みがひどくなると日常生活に支障をきたす恐れもあります。足底筋膜炎になってしまった場合は、テーピングで処置を行うことができることもありますが、自分でも巻けるようにしておくと便利ですね。この記事で正テーピングの方法をご紹介しますので、参考にしてください。

足底筋膜炎のテーピングの巻き方は?

足底筋膜炎でのテーピングは、足底筋膜の働きをサポートする役目がある伸縮性のテープ(キネシオロジータイプのテープ)を使用することが多いです。
テープの巻き方(貼り方)はいくつかありますが、ここでは自分ひとりでも貼りやすい方法を2種類紹介しますので、どちらか一方から試してみてください。

巻き方:その1

  1. 足首を90°に曲げ、かかとから足底の外側にテープを張る
  2. かかとから、足底の内側に沿ってテープを張る(①のテープとあわせるとV字になるように)
  3. 土踏まず部分に、左右に引っ張りながら横向きにテープを張る

巻き方:その2

  1. 土踏まずより前(指に近い位置)の部分に、横向きにテープを張る
  2. 親指側の足底からかかとの外側を通ってかかと後方を通り(かかとを1周巻くように)、その後かかとの内側を通って小指側に張る

やりやすさや症状の改善度合いを見ながら、自分にあった巻き方を選ぶようにしてください。ただし、強く巻きすぎてしまうと血流を阻害してしまう恐れがあるので注意しましょう。もし、テープを巻いて症状が悪化したり、何か不具合がある場合は、すぐにテープをはがしてください。

キネシオテープはホワイトテープは何が違うの?

テーピングで使われるテープにはいくつか種類があり、足底筋膜炎のテーピングで主に使用されるのはキネシオテープです。このテープの名前は、「キネシオロジー」という言葉から生まれました。「人体運動機能学」のことなのですが、テープが人間の運動や活動をサポートしていく、ということで名前がつけられています。
では、整骨院などの治療で使われるホワイトテープとキネシオテープにはどのような違いがあるのでしょうか。

ホワイトテープの目的は患部を固めることです。しっかりと固定することで関節の可動域や筋肉の動きを制限し、患部に負担がかからないように守ってくれます。
一方、キネシオテープは、動きをある程度制限する効果もありますが、ある程度の可動性を保って足底筋膜の働きをサポートするのが主な目的です。そのため、キネシオテープは筋肉の動きに合わせて貼っていくのが基本です。また、リンパの流れも良くして筋膜の回復を早める効果が期待できます。

同じテープでも用途が違いますので、うまく使い分けるようにしましょう。一般的には、急性期にはホワイトテープ、急性期を過ぎたらキネシオテープを使いますが、競技の種類や痛みの度合い、回復度などによって変わってきますので、医師や理学療法士、トレーナーなどの専門家に相談して使い分けることをおすすめします。

おわりに:足底筋膜炎のときはテーピングで痛みを緩和しよう

足底筋膜炎は保存療法での治療が中心になります。そして、回復に時間がかかることもあるため、スポーツ時や日常生活の動きの痛みをやわらげたり、筋肉の動きをサポートしたり動きを制限する対処をしなくてはなりません。
そのためには、テーピングやサポーターが効果的です。上記で紹介してテーピングの巻き方を覚えて、対処していきましょう。ただし、痛みがひどくなってきたり、いつまでも痛みが治まらない場合は、必ず整形外科に相談してください。

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