記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/3/24
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
骨が弱くて細い体質であると、骨折や骨粗鬆症を発症する可能性が高まります。
この記事では、そんな弱い骨をつくる可能性のある危険因子をご紹介します。
骨折や骨粗鬆症を引き起こす危険因子は、以下のとおりです。
年を取るにつれ、骨密度が下がり骨は弱くなっていき、一般的に骨が折れやすくなっていきます。
家族に骨粗しょう症になった経験のある人がいたら、注意しましょう。
女性の骨の方が男性よりも小さく、更年期を過ぎるとホルモンバランスが変わり骨が弱くなりやすいです。
BMIが低い人は日常的に骨に負荷がかかりにくく、体脂肪も低いため、骨が弱くなりやすい傾向にあります。
カルシウムやビタミンDが不足していると、骨が弱くなってしまいます。
若い頃に定期的に運動をしていると骨が強くなるほか、年を取ることで失われる骨量が少ないというデータがあります。筋力トレーニングをすることで骨を強くすることができます。
タバコを吸ったりお酒を飲みすぎると体内のカルシウムの吸収を悪くしてしまうと考えられており、結果として骨が弱くなってしまいます。
骨折したことがある人は、再び骨折する可能性が高いです。
プレドニゾロンなどの副腎皮質ステロイド薬を長期間飲み続けている場合、骨が弱くなる原因になる可能性があります。
甲状腺が過剰に活動していたり、甲状腺の機能が弱まっていることなどによりホルモンのバランスが崩れ、骨量の低下を招くことがあります。
45歳以前に更年期障害を発症する女性は、エストロゲンの分泌量が低く、骨密度が低くなってしまう可能性があります。
骨が弱くなっていても、実際に見たり感じることはできないため、骨折するまで骨の健康状態に気づけない人は多くいます。
一生強くて健康な骨を維持するために、以下を実践しましょう。
また、ホルモン補充療法(HRT)は通常、更年期障害に効果的な治療法ですが、骨密度を維持し、骨粗鬆症のリスクを減らすことにも役立ちます。
骨粗鬆症には様々な危険因子があります。将来の骨折を予防するために骨粗鬆症に対して早めに対策をしておきましょう。