記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/9/18
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
月曜日の朝、休日の余韻で身体がだるくやる気が起きないという現象は、老若男女問わず誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。
今回は「月曜日の朝がだるい」という現象について、その理由や、だるさを解消してスッキリした気分で月曜日を迎えるためのポイントを解説していきます。
月曜日の朝がだるいと感じる原因は、土曜・日曜の過ごし方にあると考えられています。
人間の情緒は主に自律神経という器官でコントロールされていますが、土日中に夜更かししたり、昼まで寝るなどして不規則な生活を送ると、自律神経に乱れが生じます。
すると、休日明けの月曜日には心身にも不調が出やすくなるため、月曜日の朝がだるくやる気が出ない、という状態に陥りやすくなるのです。
他にも、月曜日の朝がだるく感じるパターンとしては、以下3つが挙げられます。
全体として、心身いずれかで土日中の「休日モード」と平日の「仕事モード」への認識や時間の使い方の切り替えができていない場合に、月曜にだるさを感じやすいといえます。
月曜日の朝のだるさを解消し、スッキリとした気分で迎えるためには、まず土・日中の休日の過ごし方を見直すことが大切です。
以下に、月曜にだるさをのこさないための休日の過ごし方のコツをご紹介します。
せっかくの休日だからと、体調やそのときの気持ちを考慮せずに予定を詰め込みすぎると、結果的に身体を疲れさせてしまうことにもなりかねません。
また、スケジュールを予定通りこなせないことに不要なストレスを感じることもあるので、自由な時間を確保できるよう、休日の予定は余裕を持って組むのがおすすめです。
土日の間に食事を抜いて回数を減らしたり、いつもより時間を遅らせたりすると、体内時計が遅れて睡眠の質が落ちる可能性があります。体内時計の遅れは月曜日のだるさや眠気、胃腸の不調の原因にもなりますので、休日中の生活時間の遅れは2時間以内になるよう心がけましょう。
生活リズムの乱れは自律神経の乱れにつながり、月曜のだるさの原因となるため、休日の二度寝や長時間睡眠はあまりおすすめできません。
ただし、長時間眠っていられないことや二度寝できないことにストレスを感じるようなら、2日間の休日のうち1日は二度寝するなどと決めて、少し自分を甘やかしてあげましょう。
休日とあわせて、月曜日の過ごし方に変化を加えるのも、だるさの解消に効果的です。
具体的には、月曜の朝に散歩やウォーキング、軽いランニングなど身体を動かして心身のリフレッシュを図ったり、好きなものを身に着けておしゃれするなどがおすすめです。
また、日中には以下のような対策を意識的に行うと心身をスッキリした状態に移行しやすくなり、仕事の効率を上げることができますよ。
あなたの業務内容・職場の許す範囲で、実践してみましょう。
多くの人が月曜日の朝に感じる「だるさ」や「やる気のなさ」は、土日の間の過ごし方により、自律神経や生活リズムに生じた乱れが原因で起こります。このため、月曜にだるさがのこらないよう意識的に休日の過ごし方を変えることで、かなり軽減できます。具体的には、休日の予定を適度に入れる、また食事と睡眠のリズムを大きく崩さないことが大切です。毎週月曜日にだるさを感じているなら、ぜひ取り組んでみてください。
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