赤ちゃんにもスキンケアが欠かせないって本当?具体的な方法は?

2018/9/27

前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

柔らかくてつやつやな赤ちゃんのお肌はトラブルとは無縁に見えますが、実は日々のスキンケアが欠かせません。夏の暑さや冬の乾燥など、生まれたての赤ちゃんの肌は刺激にとても敏感なのです。

赤ちゃんにスキンケアって必要なの?

肌の表面は「角質層」と呼ばれる薄い層に覆われています。角質層は外部の刺激から肌を守るバリア機能を持ち、肌の水分量を保っています。さらに角質層の上には「皮脂膜」があり、体内から分泌された皮脂によって水分の蒸発を防いでいます。
ところが赤ちゃんの肌は大人と比べて薄く、肌が持つ機能も十分には発達していません。そのため角質層の水分量や皮脂の分泌量が低く、外部の刺激に弱いのです。赤ちゃんの肌をトラブルから守るにはきちんとしたスキンケアが必要となります。

赤ちゃんのスキンケアって、どんなことをすればいいの?

スキンケアの基本は「①肌を清潔に保つ(洗浄) ②うるおいを与える(保湿) ③紫外線のダメージから守る(紫外線対策)」の3つの柱にあります。

洗浄
汗やほこりを洗い流し、赤ちゃんの肌を清潔に保ちます。汚れた状態で放っておくと、細菌や真菌が肌の表面で増殖したり汗でかぶれたりするなど、肌トラブルを招きます。
保湿
肌にうるおいを与え、乾燥などの外部刺激から肌を守ります。赤ちゃんの肌に不足しがちな水分と油分を補います。
紫外線対策
紫外線は乾燥やほてり、赤みなどさまざまな肌トラブルを引き起こします。角質層にも悪影響を及ぼすことがあります。

具体的なスキンケア方法をご紹介!

洗浄・保湿・紫外線対策の3つの柱で抑えておきたいポイントを紹介します。洗浄料や保湿剤、日焼け止めなどのスキンケアアイテムを使用しますが、低刺激で赤ちゃんの肌に合うものを選びます。無添加のものや、赤ちゃん向けに開発されたものがおすすめです。赤ちゃんの肌のタイプがわからないときは皮膚科など医師に相談しましょう。

洗浄のポイント

お風呂に入ったときは?
赤ちゃんの肌をやさしく洗います。手でなでるように洗ったり、肌にやさしい素材のタオルを使うようにしましょう。

  1. 洗浄料をたっぷりと泡だて、肌をこすらないようにして洗います。腕や足のくびれ部分、耳の後ろ、指の間など汗がたまりやすいところも忘れずに!
  2. 顔は、泡をのせて指でくるくると円を描きながらやさしく洗います。
  3. すすぎは丁寧にしてください。洗浄料が残ると肌を刺激してしまいます。
  4. お風呂から出たら、やわらかいタオルで水分をふきとります。
日中はどうする?
背中や首まわりは汗の量が多く「あせも」ができやすいため、お出かけのときはハンカチや汗ふきシートでこまめに汗をふきとりましょう。

保湿のポイント

保湿剤の選び方
赤ちゃん向けのローションやオイル、クリームなど市販の製品もありますが、病院で保湿剤を処方されることもあります。赤ちゃんの肌は一年を通じて保湿し、湿度や肌の状態によって保湿剤を使い分けてください。
保湿剤の使い方
1日に2~3回程度、全身の肌がしっとりするくらい保湿剤を塗るのが理想的です。乾燥しやすい部分には重ねて塗るのがおすすめです。塗り忘れがちな脇やひざの裏、手足のくびれもしっかりと塗ります。1回塗っても汗で流れてしまうことがありますので、着替えのついでやお風呂のあとに塗り直してください。お風呂あがりは肌の水分が蒸発しやすくなっているため、5分以内に塗るようにしましょう。

紫外線対策のポイント

外出するときはどうする?
お出かけ時は帽子をかぶったり肌の露出が少ない衣服を着るようにしましょう。UVカット機能を持つ服も発売されています。紫外線は春から秋にかけて、午前10時~午後2時くらいに強くなります。その間は屋外で長時間過ごさないようにしたり、日陰を選んで過ごすなどしてください。
日焼け止めの使い方
肌への負担を抑えるため日焼け止めを使っておくとよいですが、使用後はきちんと洗い流します。

  1. やさしく、塗り残しがないように肌に日焼け止めを伸ばします。
  2. 日焼け止めは汗で流れてしまうため、2~3時間ごとに塗り直します。
  3. 家に帰ったら、洗浄料を使って日焼け止めを洗い流します。

おわりに:洗浄・保湿・紫外線対策を毎日コツコツ行いましょう

赤ちゃんの肌は大人よりもデリケート。洗浄・保湿・紫外線対策を毎日積み重ねて肌トラブルを防ぎましょう。正しいスキンケアで赤ちゃんの肌を守ってあげてくださいね。

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