記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2018/10/20
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
嚥下障害はシニア世代が発症しやすい病態ですが、最近はストレスなどの影響から、“飲み込みにくさ”を感じている若者も増えています。しかし、嚥下障害はリハビリを行うことで症状が軽減されることが多いです。今回は嚥下障害のリハビリについて説明します。
嚥下障害の症状が出た場合、リハビリとして基礎訓練と摂食訓練を行います。
さらに、発音訓練、舌・唇・頬などの口腔周囲マッサージ、唾を飲み込む嚥下反射訓練・嚥下訓練、喉周辺のアイスマッサージ等々、基礎訓練の内容はさまざまです。症状や体調に合わせながらリハビリを行うことが重要になります。
上記の訓練以外にも色々な摂食訓練がありますが、摂食訓練は誤嚥などの危険を伴うリハビリです。そのため、医療機関による摂食訓練では、まず食べ物を飲み込みやすい形に調整したり、その人にふさわしい「一口」の量を調整したりして事故を防止しています。摂食訓練を行う場合は、医師などの指示を仰ぐべきでしょう。
「嚥下障害かも……」と思ったときは、以下の医療機関を受診すると相談にのってもらえます(受診する前に、必ず電話などで医療機関に問い合わせてください)。
近年、嚥下障害の症状を訴える人の増加にともない、言語聴覚士や嚥下障害を専門とする看護師といった嚥下障害の専門家も増えています。しかし、まだ十分な人数とは言い難いのが現状です。「本格的なリハビリをしたい」と思う方は、嚥下障害の専門家が常駐する医療機関を選ぶと良いでしょう。
嚥下障害のリハビリは1回で終わるものではなく、毎日続けるものです。楽しく続けていけるように、リハビリは前向きな気持ちで実施するのがポイントです。リハビリで嚥下障害の症状を軽減させれば、美味しくご飯が食べられるようになるでしょう。
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