赤ちゃんが歩くのはいつから?歩かせるための方法は?

2017/4/13

三上 貴浩 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 医学博士

三上 貴浩 先生

前田 裕斗 先生

記事監修医師

国立成育医療研究センター フェロー

前田 裕斗 先生

赤ちゃんは立ち上がるようになると
「あっちの部屋には何があるんだろう?」と興味を持ち、
その先まで歩こうとするようになります。

では、赤ちゃんが歩くようになるのはいつ頃でしょうか?
歩くようになるために、できることはあるのでしょうか?

赤ちゃんが立って歩くようになるのはいつ頃?

生後9~10ヵ月頃になると、赤ちゃんは立ち上がってよちよち歩きを始めるようになります。
その後まっすぐ立てるようになると、家具や両親の脚を使って立ち上がる時期を経て、平均して生後14ヵ月頃にひとりで歩けるようになります。
ただ、ここまでに18ヵ月かかる子もいれば、生後7ヵ月で歩けるようになる子もいます。

赤ちゃんが歩けるようになるには?

最終的にはどんな赤ちゃんも歩けるようになりますが、なかなかスムーズにいかない場合もあります。
ただ、赤ちゃんはある程度自由にさせたほうが、元気に歩くようになる傾向があるようです。どんどん歩かせましょう。赤ちゃんに積極的に歩いてもらうためには、以下の方法も有効です。

魅力的な「道」をつくる

赤ちゃんの好奇心を刺激し、立ち上がらせ、歩かせます。おもちゃを歩けば届く距離に置いてみましょう。赤ちゃんは、ご褒美を手に入れるためにがんばるはずです。

歩くための補助になるものを置く

赤ちゃんは立つことができても、次に何をしたらいいかわかりません。バランスがとれるようになるには練習がたくさん必要です。赤ちゃんが進もうとする所に、コーヒーテーブルやテレビスタンドといった家具を置いておくと、バランスをとる補助になります。もとろん、角にはクッションカバーをつけておきましょう。

手押し車を使わせる

手押し車を使わせると、バランスが安定して歩きやすくなるだけでなく、自信もつくようになります。なお、よりかかった時に転倒しないよう、頑丈なタイプのものを選んでください。

押すタイプのおもちゃを使う

押すタイプのおもちゃは、まだ自分の力で立ったり歩いたりすることができない赤ちゃんにとって支えになり、全身の動きを身につけるのに効果的です。押すタイプのおもちゃを通じて力強さやバランス、そして自信を芽生えさせるのに役立ちます。これらの3つの要素は、歩く力を身につけるのに欠かせない資質です。

なお、押すタイプのおもちゃと同じく、引っ張るおもちゃや上に乗るおもちゃもバランスや筋肉の調整能力を高めます。乗るタイプのおもちゃのほとんどは後ろにハンドルかバーがついており、おもちゃの後ろに回ってよちよち歩くのを楽にしてくれます。もし赤ちゃんがこのタイプのおもちゃを初めて使うなら、赤ちゃんの手をバーの上に置いて、立ち上がるのを手伝ってあげましょう。毎日練習すれば、自分の力で立ち上がるまでにそう長い時間はかからないはずです。

歩行器は使わない

歩行器は転倒の危険性があるので、使わないことをおすすめします。
なお、遊具つき歩行器はただの歩行器に比べ転倒の危険性は低いですが、歩行能力は高めてくれません。歩けるようになるためには、脚だけでなく腕と胴の筋肉も鍛える必要があるからです。30分以上使わせないようにしましょう。

裸足にするか、生地が薄い靴を履かせる

歩く練習のためには、実は裸足が最適です。裸足で歩くことで足と足首の筋肉の緊張感を感じ、バランス感を養い、土踏まずの成長を促進してくれます。

屋外で歩かせるときは、軽くて生地が薄い靴を履かせてください。なお、足首をサポートするハイカットのタイプは動きを制限するため、歩行能力の発達が遅れてしまう恐れがあると考えられています。

特に心配する必要がないこと

次のようなことが起きても、過度に心配する必要はありません。

歩こうとしないとき

飼い犬に興味を持ったり離乳食に夢中になったりすると、赤ちゃんは数週間から1ヵ月、歩こうとしないことがあります。ハイハイのほうが好きな赤ちゃんもいますし、歩いて転んだらハイハイに戻る赤ちゃんもいます。

なかなか歩けるようにならないとき

赤ちゃんはそれぞれのペースで成長するので、赤ちゃんが生後10ヵ月、もしくは1歳になるまで歩かないとしても心配の必要はありません。

こんなときは病院へ

片方にばかり転ぶ、過度に転ぶ、あるいは脚の動きが硬直している場合、神経、関節または脊髄に問題がある可能性があるので、医者に相談しましょう。

おわりに:赤ちゃんが歩きやすいようにサポートを!

歩くまでにかかる時間は赤ちゃんによってさまざまなので、もしほかの子と比べてスピードが遅かったとしてもゆっくり見守ってあげてください。「こうすれば早く歩けるようになる!」という絶対的な方法はありませんが、ご紹介した方法で赤ちゃんが歩きやすい環境を整えてあげるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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