乱用に要注意!高齢者の処方薬中毒

2017/1/18

近年、高齢者への薬の大量処方が問題になっています。さまざまな副作用から不定愁訴を引起してしまいます。薬同士の相互作用によって深刻な事態を招いてしまうこともあります。この記事ではそんな事態にならないようにするため、高齢者の処方薬の乱用による中毒の問題を見ていきましょう。

処方薬乱用と高齢者の問題

処方薬乱用とは?

処方薬乱用とは、処方されていない処方薬を服用したり、医師が指示していない方法で処方薬を服用することです。

処方薬には、鎮痛剤や不安防止薬、睡眠薬が含まれています。処方薬を乱用する人は、医師の指示よりも多くの薬を服用したり、必要がないときに薬を服用したり、お酒やほかの薬と混ぜて服用したりします。これらは中毒、薬物相互作用、過剰摂取などの重大な問題につながる可能性があります。
ただ、全ての処方薬が中毒を引き起こすわけではありません。ほとんどの処方薬は、医師の指示に従って服用すれば安全で効果的です。

高齢者の処方薬乱用リスクとは?

高齢者はそれより下の年代よりも多く薬が処方されるため、本人も気づかないうちに乱用してしまうリスクがあります。毎日複数の処方薬を服用することで、服用時のミスや薬物相互作用が出る可能性が増します。

薬物相互作用は、複数の薬物が互いに反応するときに生じ、薬の効果を下げたり、有害な副作用を引き起こす可能性があります。
さらに、加齢により身体から薬をろ過する肝臓の機能が低下するため、たとえ薬が低用量でも中毒や副作用を起こす可能性もあるのです。

処方薬乱用が引起す薬物中毒

中毒性の高い薬に注意!

あらゆる処方薬で乱用がおこる可能性がありますが、一般的に高齢者は中毒の可能性が高い以下の2種類の薬を服用しています。
・オピオイド
·疼痛を和らげるための処方薬。長期間あるいは過剰に服用する場合、中毒になることがあります。
·・ベンゾジアゼピン
·不安、パニック発作、不眠症を治療する処方薬です。長期間服用すると中毒に陥り、服用量を増やすことになる場合があります。

なお、ほかの鎮痛薬や睡眠薬などの処方薬も中毒を引き起こす可能性があります。

処方薬中毒を招く原因は?

高齢者が処方薬乱用により、中毒をおこしている場合は、以下のことをする可能性があります。一緒に暮らしている場合はよく観察してください。
·・2人の別々の医師から同じ薬の処方箋を入手する
·・2つの異なる薬局で同じ薬を処方してもらっている
・以前よりも多くの処方薬を服用する、または指定の服用回数よりも頻繁に服用する
·・指定と違う時間、またはより高頻度に薬を服用する
·・明らかに内向的になったり、怒りっぽくなるなど行動が変化する
·・薬のことばかり考えたり、話したりする
·・薬を飲まずに外出することを恐れる
·・薬について尋ねられると不快感をあらわにしたりする
·・薬が必要な理由を言い訳する
·・財布やポケットに余分な薬を保管する
·・薬をこっそり持ち出したり、隠したりする
·・過去にアルコール、薬物、処方薬の乱用の治療を受けていた

処方薬乱用の治療は?

服用している薬の種類や中毒の状態、そして薬をやめることによる影響などによって治療方法は異なりますが、医師の診察かカウンセリング(または両方)によって治療されます。適した治療法は医師が判断します。

家族が処方薬を乱用していたら?

薬を処方した医師に相談してください。実際に薬を乱用しているか、中毒状態にあるかを医師が判断し、治療につなげます。

高齢者の処方薬の管理も大事

高齢者の場合、病院でもらった薬はちゃんと飲まなくてはいけないと思って、疑いもなしに大量に飲んでしまうことが多いとおもいます。それが、本人も知らず知らずのうちに中毒を引き起してしまうこともあります。高齢の家族がいる人は、処方薬を管理するよう意識してみてください。また、その使用方法や副作用などに疑問があれば必ず医師に相談してください。

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