献血をしようと思ったのにできないのはどうして?

2019/4/17

山本 康博 先生

記事監修医師

東京大学医学部卒 呼吸器内科医

山本 康博 先生

街を歩いていると目にする機会が多い献血ルーム。一度は献血してみようかな…と思って窓口に行っても、状況によっては献血できないこともあります。この記事では、献血ができない場合がどんなときなのかをご紹介します。

献血ができないのはどんな人?

以下のような事柄に当てはまる場合、その方は献血することができません。

  • 体調不良である
  • エイズ検査が目的である
  • 麻薬、覚せい剤を使用した
  • 新たな異性または不特定の異性との性的接触があった
  • 育毛医薬品(プロペシア®、アボダート®、プロスカー®)を服用中である
  • 3日以内に出血を含む歯科治療(歯石除去など)を受けた
  • 妊娠中、授乳中である
  • 臓器移植や輸血を受けたことがある
  • 1980~1996年の間、イギリスに通算31日以上滞在した
  • 4週間以内に海外へ渡航または帰国した
  • インフルエンザなどの予防接種を24時間以内に受けた
  • エイズ感染の可能性がある、エイズの結果が陽性だった
  • C型肝炎、性病、マラリアにかかったことがある
  • B型、C型肝炎ウイルスの保有者である

薬やサプリを服用しているけど献血できる?

漢方薬やビタミン剤などのサプリメント、胃腸薬などの薬を服用中でも、基本的には献血することができます。ただし献血ができるかどうかは、当日の体調や症状などを考慮して医師が判断します。

予防接種を受けたばかりの人は献血できる?

予防接種の種類によって、献血できない期間が異なります。たとえば、インフルエンザ・A型肝炎・日本脳炎・肺炎球菌などは24時間以内、B型肝炎ワクチンは2週間、風疹・BCG・おたふくかぜは4週間といった具合です。最近、予防接種を受けた人はどの種類の予防接種を受けたかを事前に確認しましょう。

ピアスをあけたばかりでも献血できる?

ピアスをあけた方法などによって、献血できない期間が決められています。また、以下の場合に限らず、口や鼻など、粘膜部分を貫通するピアスをつけている場合は献血することができません。

医療機関や使い捨ての専用器具を使ってあけた場合

細菌などが感染している恐れがあるため、1カ月間は献血することができません

周囲の人と器具を共有してあけた場合

B型肝炎やC型肝炎、エイズなどのウイルスが感染している恐れがあるため、6カ月間は献血することができません

おわりに:献血するためには、一定の条件を満たしている必要がある

採血した血液は治療のために輸血が必要な方に使われるため、まず献血を行う人自身が健康であることが大切です。献血できる状況にある方で、献血に興味がある方は、ぜひ一度献血ルームなどへ足を運んでみてください。

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