赤ちゃんが普通のコップで飲み物が飲めるようになるまで

2017/4/19

前田 裕斗 先生

記事監修医師

東大医学部卒、産婦人科勤務医(神戸市)

前田 裕斗 先生

赤ちゃんが普通のコップを使って飲み物を飲めるようになるのはいつ頃からなのでしょうか。どんな練習をすればよいのでしょうか。この記事ではコップを使う練習を始める時期、練習のコツをご紹介していきます。

いつ始めればいいのか

生後6~12ヶ月くらいからコップで飲み物を飲む練習を始めてみましょう。

多くの子どもは6~9ヵ月ぐらいでシッピーカップ(大きな取っ手やストローがついたコップ)から飲むことができるようになります。そして12ヶ月くらいになると、哺乳瓶やシッピーカップをやめて、普通のコップから飲み物を飲み始めることができるようになっていきます。

体を動かすスキルと同様に、飲み物を飲むための口の筋肉の発達も時間がかかるものです。ですから、赤ちゃんと一緒にたくさん練習しましょう。

練習の準備をする

準備の段階でいくつかのポイントをおさえることで、練習をスムーズに行うことができるのです。

赤ちゃんと一緒にコップを選ぶ

赤ちゃんが気に入ったコップで練習することで、すんなりと練習し始めることができます。大きな飾りがついたものや、キャラクターが描かれたものなどを赤ちゃんに見せ、気に入ったものを購入し、それから練習を開始すると良いでしょう。

こぼしてもいい状況を作る

そしてこぼしてもいいように周囲にタオルをしく、お風呂場で練習するといった工夫をするようにしましょう(お風呂場で練習する際は、赤ちゃんがおぼれないように注意しておきましょう。ほんの1~2センチの深さでもおぼれることがあります)。

コップを使う練習をする

コップを使って実際に練習してみましょう。練習にはいくつかのポイントがあります。

自分がコップを使っている姿を見せる

小さな子どもは大人がしていることをやりたがります。自分がコップを使っている様子を赤ちゃんに見せ、「あらおいしい、○○ちゃんも一緒に飲みましょう」と声をかけてみましょう。大人も一緒に飲み物を飲むことで、お手本を示しながら練習することができるのです。

シッピーカップと併用する

保育園のような場所でシッピーカップを使う場合や、普通のコップで飲むことがまだ難しい場合は、二種類のコップを併用しましょう。普通のコップで飲むことに徐々に慣れていくのです。

好きな飲み物だけ入れる

赤ちゃんが普通のコップを使うのを嫌がるときは、哺乳瓶もしくはシッピーカップに水を入れ、普通のコップにミルクやジュースを入れるようにしてみましょう。好きな飲み物を飲むために普通のコップを使えるようになろうと、頑張ることができるようになります。

こぼすことをストレスにしない

これは大人にとっての問題でもありますが、赤ちゃんが飲み物をこぼすことにあまり神経質になり過ぎないようにしましょう。赤ちゃんも大人も一緒に普通のコップを使えるようになるというゴールを目指すのです。

また、濡れたタオルを交換したり床を拭いたりする大人の姿を見て、赤ちゃんはこぼしたものをどうやってきれいにするのかを学ぶことができるのです。赤ちゃんにタオルを渡して一緒に掃除してもいいでしょう。

おわりに:普通のコップを使えるようになるまでには練習と様々な工夫が必要

赤ちゃんが哺乳瓶を卒業し、シッピーカップを経て普通のコップで飲み物を飲めるようになるまでには練習が必要です。大人は今回ご紹介したような様々な工夫で赤ちゃんの練習をサポートできます。普通のコップで飲み物が飲めるようになれば、スプーンやフォークを使う練習に移ってみると良いでしょう。

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