記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2019/10/2
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
哺乳瓶の消毒にミルトン®︎をお使いの方も多いと思います。哺乳瓶をしっかり消毒してくれる、安心して使えるものですが、どのくらい使い続けたほうがよいのでしょうか。この記事で解説したいと思います。
哺乳瓶に入れて飲む母乳やミルクは栄養価が高い反面、状況によって雑菌が繁殖しやすいデメリットがあります。生まれたばかりの赤ちゃんは免疫力が弱く、細菌に感染しやすい状態です。このため、哺乳瓶を使うたびに専用ブラシでなどで細部までしっかり洗い、すすいだ上で消毒する必要があります。
ミルトン®での薬液消毒は、医師によって見解は異なりますが、一般に最低でも生後3カ月まで、長くて7カ月くらいまでは続けた方が安心と考えられています。赤ちゃんに免疫力がつきはじめるのは3カ月頃からで、6カ月くらいで成人の約半分になるといわれています。最低3カ月は哺乳瓶の消毒を続け、5~7カ月頃にやめるタイミングを見計らっていくとよいでしょう。
赤ちゃんの成長には個人差があるので、やめるタイミングも赤ちゃんの状態によって違います。以下に、やめるタイミングの目安をご紹介します。
哺乳瓶の殺菌・消毒をやめたら、次のことに注意しましょう。
消毒をやめても、雑菌の繁殖を防ぐために哺乳瓶を清潔にすることは大切です。授乳のたびに、哺乳瓶の底から乳首の中心部まで丁寧に洗いましょう。隅々までしっかり洗える専用ブラシがあると便利です。
消毒のときに使用する専用洗剤は、赤ちゃんの口に入っても大丈夫な成分でできているので野菜洗いになども使えますが、消毒をやめる頃に使用をやめてもよいでしょう。ただし、不安な場合には1歳頃まで使うようにしましょう。
赤ちゃんに免疫力がつきはじめるのは3カ月頃からで、6カ月くらいで成人の約半分になるといわれています。最低3カ月は哺乳瓶の消毒を続け、赤ちゃんの体調をみながら5~7カ月頃に離乳食の開始などと合わせて、やめるタイミングを見計らっていくと良いでしょう。