記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2020/4/2
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
周りの人と比べて物事を気にしすぎる、気持ちが人より敏感かもしれない。そんなふうに思ったことがある場合、あなたの気質はHSPに当てはまるかもしれません。最近耳にすることが増えてきたHSPの基本概念や特徴、付き合い方などを紹介します。
HSPとは英語で “Highly Sensitive Person” という意味で、人よりも繊細な気質を指す言葉です。1990年代に、人に関する研究をしたエレイン・アーロン博士によって名づけられました。HSPの人は職場や家庭などの生活の場で気疲れしやすく、生きづらさを感じやすいのが特徴です。アーロン博士の研究によると、人口の約20%はHSPではないかと考えられています。
HSPの人は非HSPと比べると脳内の神経が高ぶりやすい傾向があるといわれていますが、HSPは病気ではなく、繊細さや敏感さを持つ人の生まれ持った気質です。
HSPの人は、周囲の状況に対してとても繊細で敏感です。その繊細さ、敏感さは「4つの特徴(DOES[ダズ])」と呼ばれています。アーロン博士によると、DOESの4つの特徴にまんべんなく当てはまる場合はHSPの可能性があり、4つのうち3つだけに当てはまる人はHSPの可能性が低いと定義しています。
HSPは周囲の人や状況に敏感で影響を受けやすく、生きづらさを感じる傾向が高いです。このため、ストレスをできるだけ軽くして過ごすことが大切です。HSPの特徴との上手な付き合い方を理解し、実践してみましょう。
HSPは繊細で、周囲の環境に敏感なのが特徴です。生きづらさを感じて疲れてしまうことも多くなりますので、自分の特性と上手に付き合っていきましょう。