記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
2017/8/16
記事監修医師
MYメディカルクリニック横浜みなとみらい 院長 東京大学医学部卒 医学博士日本呼吸器学会認定呼吸器専門医日本内科学会認定総合内科専門医人間ドック学会認定医難病指定医Member of American College of Physicians
山本 康博 先生
眼瞼痙攣は、目の周りの筋肉が痙攣することです。 症状は、軽度で日常生活に支障をきたさないものから、場合によっては非常に重度なものまであります。
眼瞼痙攣は、心身の疲労など肉体的または感情的ストレスを感じているときや明るい光や日光に曝されているとき、まばたきが増え、自身のまばたきの回数が制御できなくなる状態です。時間の経過とともに、瞼を制御することができなくなり、一生懸命努力しないと目を開けられないほど悪化することがあります。 非常に重度の場合は、一度に数時間まぶたを閉じてしまうこともあります。
眼瞼痙攣は男性よりも女性に多い疾患で、遺伝により発症する可能性があります。ドライアイの場合は、眼瞼痙攣になる危険性も増えます。トゥレット症候群やパーキンソン症候群など特定の神経疾患の症状で現れたり、服用している薬の種類によって眼瞼痙攣を引き起こしたり悪化させる場合もあります。
専門医の受診をお奨めします。専門医は症状について質問し、神経学的検査を行います。
眼瞼痙攣の治癒法はありませんが、症状を緩和するのに役立ついくつかの治療法があります。経口薬も有効です。 医師は、適切な薬や場合によっては手術(「筋切除術」と呼ばれる)について説明します。 手術では、眼瞼の筋肉や神経を取り除きます。
なお、眼瞼痙攣は生涯にわたる障害のため、自然治癒することはありません。
・父が眼瞼痙攣になりました。 私もかかる危険がありますか?子供にも遺伝しますか?
・眼瞼痙攣が何か別の病気の症状として発症することはありますか?
・手術を受ける必要がありますか?
・眼瞼痙攣の治療ではどのような薬を服用しますか?
・眼瞼痙攣は、現在服用している薬が原因で起こることがありますか?