記事監修医師
前田 裕斗 先生
2017/5/24 記事改定日: 2019/5/9
記事改定回数:1回
記事監修医師
前田 裕斗 先生
子供や高齢者は熱中症の症状に自分では気づきにくく特に注意が必要です。
この記事では暑い時期に多い熱中症の兆候となる症状を紹介し、そのような症状への対処法と予防対策を解説していきます。
熱中症の症状には、以下のようなものが挙げられます。
これらの症状が自分や周囲の人に見られたらすぐに涼しい場所に移動し応急措置を行いましょう。
自分や子供に熱中症の症状が見られる場合は、すぐに体を冷やす応急措置を行ってください。
以下の手順を参考にして下さい。
数分おきに、呼吸と脈拍が正常であることを確認しましょう。 子供や友人に熱中症になる前の症状が見られた場合は、回復するまでそばにいてあげてください。 30分ほどすると体が冷えはじめ、気分が良くなっていきます。
暑い季節や激しい運動中は、熱中症になる危険が高まります。暑い時間帯に外出するときや激しい運動をするときは以下のことに気をつけましょう。
熱中症を予防するには食事にも注意を払う必要があります。こまめに水分を補給することももちろん大切ですが、しっかり活動できるように炭水化物などのエネルギー源や身体の疲労を癒す効果のあるビタミン類を積極的に摂るようにしましょう。
また、暑い時期は発汗によって塩分が失われ、脱水になりやすくなりますので、味付けを工夫して不足した塩分を補うようにしましょう。
ここでは、熱中症の予防に役立つレシピを2つご紹介します。
たっぷりの炭水化物が摂れ、食欲のない暑い時期でもさっぱりいただくことができるおススメメニューです。また、梅干しに含まれるクエン酸は電解質の吸収をサポートする働きがあるので、汗をかいた後にもばっちり熱中症対策が可能です。
お茶碗一杯分のご飯によく冷やしただし汁とほぐした梅干しを投入して混ぜ合わせれば完成です。お好みで刻んだ海苔や大葉などをちらすのもおススメです。
食欲がないときや身体を冷やしたいときにおススメのメニューです。スイカにはビタミンや電解質が多く含まれていますので、脱水予防に最適な果物です。
作り方は非常に簡単!一口大にカットしたスイカに塩をまぶしてタッパーに入れ、冷蔵庫でよく冷やせば完成です。
自分もしくは周囲の人に熱中症の症状が見られる場合は、すぐに涼しい場所に移動し水分補給しましょう。症状が回復しない場合や気を失ってしまった場合にはすぐに医師の手当てを受けてください。
暑い時期に外で活動するときは、ここで紹介したような体温を下げる工夫をしてみてください。熱中症の症状が出てくる前に予防することが大事です。